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映画 007は二度死ぬ (1967 英)
You Only Live Twice

 日本を舞台にした007! 1960年代の日本の魅力をいろんな角度から堪能させてくれる作品。そして、若林映子と浜美枝の現在にも通用する美貌とスタイルの良さが満喫できる傑作。 大スケールで描くシリーズ第5弾!


監督: ルイス・ギルバート Lewis Gilbert
製作: ハリー・サルツマン、
アルバート・R・ブロッコリ
原作: イアン・フレミング
脚本: ロアルド・ダール
音楽: ジョン・バリー
主題歌: ナンシー・シナトラ 『You Only Live Twice』

    
出演: ショーン・コネリー Sean Connery (James Bond)
若林映子 Akiko Wakabayashi (Aki)
浜美枝 Mie Hama (Kissy Suzuki)
丹波哲郎 Tetsuro Tanba (Tiger Tanaka)
ドナルド・プレザンス Donald Pleasence (Blofeld)
カリン・ドール Karin Dor (Helga Brandt)

【映画の解説】
 イアン・フレミングの小説をロアルド・ダールが脚色し、1964年「第七の暁」のルイス・ギルバートが監督した“007シリーズ”第五作目。

 ゲイシャにニンジャにスモウ・レスラーとオリエンタル・ムード漂う舞台で、アポロ対ソユーズの米ソ宇宙開発競争を背景とするロケット強奪事件というミスマッチ感覚のストーリーが展開する。

 登場人物では、丹波哲郎が日本の情報機関のボスとしてほぼ全編にわたって登場。ショーン・コネリーに引けを取らない存在感を見せて好演している。
 初の日本人“ボンドガール”として、日本人離れしたグラマー美女の若林映子
浜美枝が登場。
 もう1人の“ボンドガール”には、アルフレッド・ヒッチコックの1969年「トパーズ」にも出演しているドイツ出身の女優カリン・ドール。彼女は、ピラニアの池にスペクターの首領・ブロフェルド(ドナルド・プレザンス)に落とされて、殺されてしまう。
 また、第50代横綱佐田の山が、本人役で登場。“ボンド・カー”には、トヨタの名車“2000GT”。

 撮影は、オープニングのイギリスの植民地の香港のシーンと、米ソの軍関係者が非難の応酬をするレーダー基地のシーン(イギリス国内で撮影)を除き、すべて日本国内で行われた。
 本作は、1960年代の日本の魅力を色々な角度から堪能させてくれる作品。東京オリンピック開催直後の高度経済成長期の東京を中心にロケが行われたため、地下鉄丸ノ内線やホテルニューオータニ、旧蔵前国技館、東京タワー、銀座4丁目交差点、駒沢通りなどの現在の東京でもおなじみの風景が随所に出てくる。
 また、特殊部隊の訓練場を姫路城に設定しているほか、鹿児島県坊津の漁村や霧島山新燃岳などでもロケを行い、付近一帯ではボンドのオートジャイロ“リトル・ネリー”とスペクターのヘリコプター部隊の空中戦シーンの一部を空中撮影するなど大規模なロケを行った。

 本作の興行成績は、1967年の映画の世界興行成績で、第2位だった(1位は「ジャングル・ブック」)。舞台となった日本では、1967年度の外国映画興行成績で第1位(日本映画を含めると「黒部の太陽」に次ぐ第2位)を記録した。

 本作は、日本文化に対するおかしな誤解も含め、実に楽しめる娯楽巨編となった。以降、日本を舞台にして作られた“007シリーズ”は皆無である。


【映画のストーリー】
 米ソ両国の宇宙開発競争が激化する中、宇宙ロケットが突然連絡を絶つ事件が続く。
 両国は互いに相手の陰謀だと非難し合い、一触即発の状態に。英国情報部は、国籍不明の大型宇宙船が日本付近に着陸したことを突き止め、国際陰謀団スペクターの影を感じ取った情報部は、調査のために007=ボンド(ショーン・コネリー)を日本に派遣する。
 ボンドは日本の情報局長・タイガー田中(丹波哲郎)と協力して捜査を開始するが、その矢先、謎の刺客がボンドの命を狙ってくる…。




映画のスチール写真などはコチラ !!



[PV]

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