映画女優　メアリー・スチュアート・マスターソン　Mary Stuart Masterson

Mary Stuart Masterson　　

メアリー・スチュアート・マスターソン

生年月日： 1966年6月28日
出身地：米カリフォルニア州／ハリウッド
身長： 163cm

　父は演出家のピーター・マスターソン、母は女優のカーリン・グリン。兄弟のアレクサンドラとピーターも俳優。生後すぐにニューヨークへ引っ越し、マンハッタンのアパートで育つ。
　7歳の時にの時に父と共演した「THE STEPFORD WIVES」で映画デビュー。
ダンスのレッスンと共にアクターズ・スタジオで演技も勉強。ニューヨーク大学では映画と人類学を専攻したが、ジェームズ・フォーリー監督＆ショーン・ペン主演の1986年「ロンリー・ブラッド」をはじめとして映画出演が相次ぎ、大学を休学。
　その後、ベトナム戦争を憂う老軍人、戦場での活躍を望む若者、その家族の悲しみを描く、巨匠フランシス・F・コッポラ監督の1987年「友よ、風に抱かれて」に出演、ジェームズ・カーンらと共演した。
　恋する思いを彼につたえられない高校生の女の子の青春を描く、ハワード・ドイッチ監督の1987年「恋しくて」では、ボーイッシュでドラムに熱中する、健気な女の子ワッツを演じ人気を集めた。
　1989年に出演した、アメリカでは日常的な事柄となっている『里親制度』を題材にした人間ドラマ、ジョナサン・カプラン監督＆グレン・クロース共演の「この愛の行方」のルーシー役の演技で、ナショナル・ボード・オブ・レビュー最優秀助演女優賞に選ばれた。
　1920～50年代のアラバマ州、フライド・グリーン・トマトを名物料理に賑わうカフェを切り盛りする2人の女性をめぐる出来事を、現代のジョージア州の老人ホームで、老女が中年女性に語って聞かせるという形で描く人間ドラマ、ジョン・アヴネット監督の1991年「フライド・グリーン・トマト」では逞しく生きる女性を演じ、キャシー・ベイツ、ジェシカ・タンディらと共演。
　神経を病んだ妹を見守る兄と、その妹と恋に落ちる風変わりな青年との交流を描く青春ドラマ、ジェレマイア・S・チェチック監督＆ジョニー・デップ共演の1993年「妹の恋人」では、精神障害者のジューンを見事に演じている。
　1994年には、4人の美人女優の華麗なる競演で、荒野を馬で駆け、見事なガンさばきで男たちを相手に戦う女たちの雄姿を描いた西部劇、ジョナサン・カプラン監督の「バッド・ガールズ」にアニタ役で出演、マデリーン・ストウ、ドリュー・バリモアらと共演した。
　“花”をモチーフに、仕事に追われ心の底の孤独を抱えるキャリア・ウーマンと、彼女を愛した男が織りなすラヴ・ストーリー、マイケル・ゴールデンバーグ監督の1996年「マンハッタン花物語」では、キャリア・ウーマンのリサ・ウォーカー役を演じ、クリスチャン・スレイターと共演。
　また、2003年にはブロードウェイ・ミュージカル「ナイン」に出演。ミュージカル初挑戦ながら、そのパフォーマンスは高い評価を受け、トニー賞ミュージカル助演女優賞候補にもなっている。

　私生活では、1990年5月に銀行勤務の男性と結婚したが、3年後に離婚。映画監督のデーモン・サントステファノと2000年5月に2度目の結婚をした。