映画女優　ジュリア・スタイルズ　Julia Stiles

Julia Stiles　　

ジュリア・スタイルズ

本名： Julia O'Hara Stiles
生年月日： 1981年3月25日
出身地：米ニューヨーク州／ニューヨーク
身長： 173cm

　ニューヨーク市で生まれ、ソーホーで育つ。アイルランド、イタリア、イギリスの血をひく。父親はアイルランド系の小学校教師、母親はイタリア人とイギリス（イングランド）人ハーフの陶芸家。妹（ジェーン）と弟（ジョニー）がいる。1999年にプロフェッショナル・チルドレンズ・スクール、2005年にはコロンビア大学を卒業、大学でアンナ・パキンとクラスメイトだった。
　11歳の時にマンハッタンにあるラ・マール劇団に出演の手紙を書き、舞台デビュー。
　1994年公開の「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のクローディア役のオーディションを受けたが、キルスティン・ダンストに競り負けたことがあった。
　その後、16歳の時に共同脚本を手掛けた「The Anarchist's Daughter」がサンダンス・インスティテュート・ライターズ・ラボに選出される12本の脚本のうちの1本に選ばれた。
　そして、ホロコーストを生き延びナチス時代の辛い思い出を語る祖母と、恋に芽生えるもユダヤ系であることから潜在的な差別意識を痛感する孫の内気な女子高生を描いた青春ドラマ、ビリー・ホプキンス監督の1996年「プラトニック・ゲーム」に端役ながら映画デビュー、クレア・デインズ、ジャンヌ・モロー、ジュード・ロウらと共演した。
　翌1997年には、ハリソン・フォードとブラッド・ピットの共演によるサスペンス・アクション、アラン・J・パクラ監督の「デビル」でハリソン・フォードの娘ブリジット・オミーラ役を演じた。
　1998年のサンダンス映画祭では、マイケル・スタインバーグ監督の「Wicked」で初主演し、父親に執着する早熟な10代の少女役で鮮烈な印象を与えた。
　1999年には、シェイクスピアの喜劇「じゃじゃ馬ならし」の舞台を現代の高校に移した映画「恋のからさわぎ」で男嫌いのヒロインを好演し、故ヒース・レジャーと共に注目された。シカゴ映画批評家協会賞やMTVムービー・アワードの新人俳優賞を受賞し、ティーン・ピープル誌の“21歳以下のスター21人”にも選出されている。
　黒人少年との交流を通してヒップホップダンスに目覚めたヒロインが、困難を乗り越え成長していく姿を爽やかに描くラブ・ストーリー、トーマス・カーター監督の2001年「セイブ・ザ・ラストダンス」ではサラ役を演じ、舞台で培った確かな演技力とともに、躍動感のあるダンスを披露している。
　2002年には、記憶を失った男ジェイソン・ボーンを巡るサスペンス・アクション映画、ダグ・リーマン監督の大ヒット作「ボーン・アイデンティティー」にニッキー役で出演、マット・デイモン（ジェイソン・ボーン）、フランカ・ポテンテらと共演した。同作はシリーズ化され、続編の2004年「ボーン・スプレマシー」、2007年「ボーン・アルティメイタム」にも出演している。
　保守的な名門女子大学にやってきた進歩的な女性教師が、伝統を重んじる生徒や学校関係者との摩擦を繰り返しながらも女性の自立と自由な精神を説き続け、少しずつ学園に変化をもたらしていく姿を描いたヒューマン・ドラマ、マイク・ニューウェル監督の2003年「モナリザ・スマイル」では生徒のジョーン役を演じ、ジュリア・ロバーツ、キルステン・ダンスト、マギー・ギレンホールらと共演した。
　2004年にはアーロン・エッカートと「オレアナ」でウエスト・エンドの舞台に立った。
　そして2006年には、同名映画1976年「オーメン」のリメイク版、ジョン・ムーア監督の話題作2006年「オーメン」にキャサリン・ソーン役で出演、リーヴ・シュレイバー、ミア・ファローらと共演している。
　2007年には、短編映画「Raving」で映画監督デビューを果たしている。

　私生活では、ベジタリアンでニューヨーク・メッツのファン。俳優のジョセフ・ゴードン＝レヴィットと交際していた。