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Stefania Sandrelli  

ステファニア・サンドレッリ



生年月日: 1946年6月5日
出身地: 伊タスカニー/ヴィアレッジオ

 父親は小ホテルの経営者。商業学校を卒業後、バレエダンサーを目指してバレエ学校に入学。1959年に地元の水着コンテストでミス・ニンフェットの第2位に入賞したのをきっかけにモデルとなり、1961年に「GIOVENTU DI NOTTE」で映画デビュー。
 そして同年、ピエトロ・ジェルミ監督&マルチェロ・マストロヤンニ主演の諷刺喜劇「イタリア式離婚狂想曲」で認められ、イタリア映画界の若手演技派女優に成長。
 デビュー当初から愛らしい童顔と成熟した体のアンバランスが魅力で、シシリーの風俗習慣を題材にした艶笑喜劇、同監督の1964年「誘惑されて棄てられて」では、シチリアの男社会で翻弄される小悪魔的魅力の少女を演じてたちまち人気スターに。
 新国家体制にはなったが封建的土地所有関係が残るシシリーを舞台に土地権力者に土地と父を奪われた若者の復讐を軸に、シシリーの風俗、習慣、民族を描くアクション社会劇、カルロ・リッツァーニ監督の1968年「山いぬ」では、サン・セバスチャン映画祭最優秀女優賞を受賞。
 “映画”と“物語る”ことへの愛に満ちた、それゆえにやや感傷的なエットーレ・スコラ監督の中期の秀作、1974年「あんなに愛しあったのに」での演技は、他の作品では見せないような瑞々しくも愛らしい魅力に溢れており、確実に彼女の代表作のひとつに。
 大農場主と小作人という立場の違いを超えた二人の男の友情と確執を通して、20世紀前半のイタリア現代史を見据えた、ベルトルッチ渾身の大長編、1976年「1900年」ではアニタを熱演、 ロバート・デ・ニーロ、ジェラール・ドパルデュー、ドミニク・サンダらと共演した。
 新鋭アラン・コルノー監督の1976年「真夜中の刑事」では女カメラマンのシルビアを演じ、イヴ・モンタン、フランソワ・ペリエ、 シモーヌ・シニョレらと共演。
 エットレ・スコーラ監督&脚本の1987年「ラ・ファミリア」では、ほのぼのとした演技を引き出し、ヴィットリオ・ガスマンやファニー・アルダンと共演している。
 1992年には、青空が拡がるスペインの片田舎を舞台に、六人の男女によって展開する恋愛ドラマ、ビガス・ルナ監督&ペネロペ・クルス主演の「ハモンハモン」に金持ち男の母親コンチータ役で出演、濡れ場やコミカルな演技も披露。
 その後、1988年「ミニョンにハートブレイク」で可愛らしいお母さん役を演じて、ドナテッロ賞主演女優賞を受賞した。
 町のレストランを舞台にしたヒューマン・ドラマ、エットーレ・スコラ監督の1998年「星降る夜のリストランテ」でもイサベラ役をほのぼのとした感じで演じ、ナストリ・ダルジェント賞助演女優賞受賞を受賞。
 彼女は、ハリウッド進出こそ果たさなかったが、イタリア映画黄金期が最後に生み出した大女優。ピエトロ・ジェルミにベルトルッチ、エットーレ・スコラといった巨匠たちに愛され、数多くの名作で素晴らしい演技を見せてきた。その一方で、30代以降は“イタリアン・エロスの女神”として数多くのソフト・ポルノで大胆な演技を披露している。

 1965年に未婚のまま生んだ娘アマンダも人気女優として活躍している。




1961 イタリア式離婚狂想曲
1964 誘惑されて棄てられて
1966 タヒチの男
1967 ヨーロッパ式クライマックス
1968 山いぬ
1970 暗殺の森
1972 タランチュラ
1972 アルフレード・アルフレード
1974 ミラノの恋人
1974 あんなに愛しあったのに
1976 1900年
1976 真夜中の刑事
1978 女教師ベニーナの性
1980 デシデーリア 欲望
1981 蒼い本能
1983 鍵
1984 背徳の謝肉祭
1984 鏡の向う側
1985 女たちのテーブル
1985 女テロリストの秘密
1986 アメリカン・ブライド
1987 ラ・ファミリア
1987 フェラーラ物語 「金縁の眼鏡」より
1988 ミニョンにハートブレイク
1992 ハモンハモン
1994 愛の奴隷
1996 魅せられて
1998 星降る夜のリストランテ
1999 裸のマハ
2003 永遠の語らい


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