映画俳優　ジェームズ・スペイダー James Spader

James Spader　　

ジェームズ・スペイダー

本名： James Todd Spader
生年月日： 1960年2月7日
出身地：米マサチューセッツ州／ボストン
ニックネーム： Jimmy
身長： 178cm

　両親とも教師。幼い時から俳優にあこがれ、17歳で高校を中退してニューヨークに渡り、様々なアルバイトをしながらマイケル・チェコフ・スタジオで演技を学ぶ。1978年「Team-Mates」で映画デビュー。
　フランコ・ゼフィレッリ監督の恋愛青春映画1981年「エンドレス・ラブ」でブルック・シールズ（ジェイド）の兄キースを好演し注目を集める。
　セックスと嘘。人間が生を受けてから死に至るまで、時に悩まされ時に快楽を得る複雑なこの2つの事象と、ヴィデオカメラを象徴とした我々現代人との関係を、繊細な心理描写と深淵なる映像で描いた傑作、スティーブン・ソダーバーグの脚本＆監督の1989年「セックスと嘘とビデオテープ」に少々変わり者で芸術家のような風貌をしたグレアム役で出演。同作はカンヌ映画祭グランプリを受賞、彼もカンヌ映画祭主演男優賞を受賞し、演技派スターの地位を確立。
　そして、グレン・サヴァンの全米ベストセラー小説を原作に、ルイス・マンドーキ監督が描く大人のラヴストーリー、1990年「僕の美しい人だから」では、妻を交通事故で亡くしたエリート青年マックスを演じ、スーザン・サランドンと共演した。
　「ターミネーター2」、「トータル・リコール」、「クリフハンガー」などを世に送りだしたマリオ・カサール製作総指揮によるSF映画、ローランド・エメリッヒ監督の1994年「スターゲイト」では、ダニエル・ジャクソン博士を演じ、ジャック・オニール大佐役のカート・ラッセルと共演。
　1996年には、自動車事故により性的に興奮する人々を描いた、デーヴィッド・クローネンバーグ監督のカナダ映画「クラッシュ」に出演。同作はカンヌでも賛否両論を引き起こしたが、カンヌ国際映画祭審査委員特別賞を受賞。日本国内で公開されるに当たっては、映倫から性描写が問題視され、成人映画の適用を受けた。
　幽霊カップルに恋の助言を受ける優柔不断な男の姿を描いたハートフル・ラブ・コメディ、ピーター・イエーツ監督の1999年「ニューヨークの亡霊」に亡霊が住む家を購入することになった出版社の社長さんという役どころで主演、マイケル・ケインと共演した。
　SF大作の常連スタッフ陣が手がけた視覚効果、NASA(航空宇宙局)の監修により実現したリアリティ溢れるセットやアクションなど見所満載の本格SFで、宇宙船を舞台にひとり、またひとりと姿を消していくSFサスペンス、トーマス・リー監督の2000年「スーパーノヴァ」では、知的な副操縦士ニック役で出演している。
　そして同年、キアヌ・リーヴスが連続殺人鬼に扮したサスペンス・スリラー、ジョー・チャーバニック監督の「ザ・ウォッチャー」では、FBI捜査官キャンベルを演じている。
　自傷癖のある内気な若い女性が、秘書として就職した弁護士事務所で雇い主のボスから風変わりな“教育”を施されることで初めての快感に目覚め、いつしか一途な恋へと発展していく異色ラヴ・ストーリー、スティーヴン・シャインバーグ監督の2002年「セクレタリー」ではエドワード・グレイ弁護士を演じ、ハリウッド注目の若手女優マギー・ギレンホールと共演。
　近年では、2004年からのTVシリーズ、ボストンにある高額所得者相手の法律事務所が舞台の「ボストン・リーガル」に弁護士アラン・ショア役で出演、同作により2年連続でエミー賞（ドラマ部門）最優秀主演男優賞を受賞した。

　若い頃は悪役が多かったが、屈折した役を得意とする。私生活では、1979年（19歳のとき）に結婚し息子二人がいる。