映画女優　ヘレン・スレイター　Helen Slater - ロンリーBIGI　［LONELY-BIGI］

Helen Slater　　

ヘレン・スレイター

本名： Helen Rachel Schlacter
生年月日： 1963年12月15日
出身地：米ニューヨーク州／ロングアイランド
身長： 173cm

　父親はワシントンの放送局の局長というご令嬢。15歳から地方巡回劇団で演技を始める。マンハッタンのセレブリティが通う有名な高校パフォーミング・アーツに入学、在学中からCMモデルとしても活躍した。
　アメリカンコミックのスーパーヒロインを題材にした、スーパーマンのいとこで、同じように超能力を持つスーパーガールの地球での活躍を描く、ヤノット・シュワルツ監督のSF映画1984年「スーパーガール」でオーディションで約600人の候補者から主役の座を獲得し映画デビュー。フェイ・ダナウェイ、ピーター・オトゥール、ミア・ファロー共演の同作で国際的なスターとなった。映画自体の評価は低かったが、ヘレンの初々しい演技（スーパーガール）は注目を集めた。
　続いて、妻を殺そうと計画していた男が、妻が誘拐されて大喜びという喜劇、1986年「殺したい女」でドジな誘拐犯サンディ役を演じ、コメディもこなした。
　実業界での成功を夢見る若者がまんまと大企業のトップに躍り出る姿を描く、ハーバート・ロス監督＆マイケル・J・フォックス主演のコメディ「摩天楼はバラ色に」では、エリート重役のクリスティ役で出演している。同作で、やり手で冷徹な女重役の筈のヘレン・スレイターが、ストーリーが進むにつれ、タダの恋する女性になるのが可愛い…。
　1991年には、ニューヨークに住む3人の中年男チームが、コロラド州でカウボーイ体験ツアーを通して新しい自分を発見していく過程を描く人間ドラマ、ロン・アンダーウッド監督の「シティ・スリッカーズ」では主人公のマドンナ（ボニー）役を好演している。
　　DCコミックの大ヒットアメコミ『バットマン』を原作とした、1992年のTVアニメシリーズ「バットマン」では声優として参加した。
　そして、富豪に復讐を誓う一人の男と、富豪の妻を語る留守番の女性とのめくるめく情事を描くエロチック・サスペンス、ケン・ウィーダーホーン監督の1993年「危険な薔薇の吐息」で初のヌードを披露して話題に。
　同年、離婚女性の心のスキをついた恐怖の出来事を描くショッキング・スリラー、ストラスフォード・ハミルトン監督＆ビリー・ゼイン、ケリー・ルブロック（スティーヴン・セガールの元妻）共演の「殺人病棟」でも濡れ場を演じている。
　しかし此れまで、日本国内では未公開作が多いため知名度が低く、彼女は、一般的には“1980年代の一流行スター”としてしか知られていない。本国アメリカでは定期的にTVドラマなどに出演。近年は「グレイズ・アナトミー」へのゲスト出演などテレビでの活躍が目立っている。
　2003年には、堪能なピアニストでもある経験を生かして歌手としての初アルバム『 ONE OF THESE DAYS 』をリリース。2005年には、『 CROSSWORD 』を発表。フォークやジャズを優雅に歌いこなすという多才ぶりを見せている。

　私生活では、1990年に監督・脚本家・俳優である Robert Watzke と結婚、1995年に娘が生まれている。