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Simone Signoret  

シモーヌ・シニョレ



生年月日: 1921年3月25日
出身地: ドイツ/ヴィスバーデン
身長: 168cm
没年月日: 1985年9月30日(享年64歳)

 幼いころにパリに移住。英語やラテン語の先生、またタイピストとして働いていた。ナチによるフランス統治の間は、父親がユダヤ人であるということを隠して働いていたという。次第に演劇に興味を持つようになり、俳優養成所に通いながら、1942年からエキストラとして映画に出演し始めた。
 数年は、なぜか娼婦の役ばかり。それでもめげずに演技修行を続けた結果、次第にオファーの声がかかるようになる。
 実質的な映画デビュー作は、戦場で視力を失った若き芸術家が、真実の愛を知るまでを描いた感動のドラマ、アンドレ・ベルトミュー監督の1942年「泣きぬれた天使」。
 1944年には、マルセル・カルネ監督が、3年3ケ月の歳月を要して完成した前後篇3時間半に及ぶ長大作、1840年代のパリ・犯罪大通りを舞台にした恋愛絵巻「天井桟敷の人々」に出演。
 マルセル・カルネ監督&脚本の1953年「嘆きのテレーズ」では、生地店を経営する、美しく魅力的なテレーズ役で主演。同作では、病弱な夫をよそに逞しい運転手と恋に落ち、夫の殺害を企てる女の冷酷さをシニョレが完璧に演じた。
 パリ近郊ののどかな小学校で起きた怪事件を描いた、アンリ・ジョルジュ・クルーゾー制作&監督&脚本の心理スリラー1955年「悪魔のような女」では、校長の愛人役で出演。同作は、1955年NY批評家協会賞外国映画賞受賞。
 打算的に成功の階段をかけ上がろうという青年の虚無を描いた、ジャック・クレイトン監督の1958年「年上の女」で素人劇団の女優アリスを演じ、アカデミー主演女優賞と、カンヌ国際映画祭主演女優賞をダブル受賞するという偉業を成し遂げる。同作で演技派女優としての地位を確立。その後も、フランス映画界を代表する名女優として君臨。
 1966年には、脚本をコッポラが手がけ、巨匠ルネ・クレマンが監督、ジャン=ポール・ベルモンドやアラン・ドロン、カーク・ダグラスなど錚々たる名優が共演した戦争大作「パリは燃えているか」に出演。
 独軍占領下のフランスで、第二次大戦中、悲劇的な抵抗運動に命をかけたレジスタンス闘士たちのエピソードをつづった傑作、ジャン・ピエール・メルヴィル監督の1969年「影の軍隊」では、名高いパリの女闘士マチルドを演じ見事なまでの女傑っぷりを発揮。
 そして、戦後フランスを代表する大スターであるイヴ・モンタンの伝記ドキュメンタリー、ジャン・ラビブ監督の「モンタン、パリに抱かれた男。」に出演、これが遺作に。

 私生活では、1947年に映画監督と結婚したが2年後に離婚。1950年にイヴ・モンタンと再婚。1985年にガンのため死去。




1942 悪魔が夜来る
1942 泣きぬれた天使
1944 天井桟敷の人々
1946 宝石館
1947 デデという娼婦
1950 輪舞
1952 肉体の冠
1953 嘆きのテレーズ
1955 悪魔のような女
1956 この庭に死す
1956 サレムの魔女
1958 年上の女   
1961 素晴らしき恋人たち
1962 可愛い妖精
1963 地上最笑の作戦
1965 愚か者の船
1965 七人目に賭ける男
1966 パリは燃えているか
1967 ジャック・ニコルソンの 嵐の青春
1967 恐怖との遭遇
1967 悪魔のくちずけ
1969 孤独なアメリカ人
1969 影の軍隊
1970 告白
1971 帰らざる夜明け
1973 燃えつきた納屋
1974 蘭の肉体
1976 真夜中の刑事
1977 これからの人生
1979 ジャンヌ・モローの思春期
1980 いとしの君へ)
1994 モンタン、パリに抱かれた男。


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