映画女優　ヘレン・シェイヴァー　Helen Shaver

Helen Shaver　　

ヘレン・シェイヴァー

生年月日： 1951年2月24日
出身地：カナダ／オンタリオ州セント・トーマス
身長： 170cm

　1970年代より多くの作品に出演し、1977～1978年のTVシリーズ「動物救助隊」の Dr. リズ・ウォーレン役で高い評価を博した。
　1980年代以降はハリウッド映画において存在感を残した。1983年には、個人の生活に入り込み彼らを操作しようとするＣＩＡの陰謀を軸にしたスリラー、サム・ペキンパー監督の「バイオレント・サタデー」でヴァージニア役を演じヌードも披露、ルトガー・ハウアー、デニス・ホッパー、バート・ランカスターらと共演している。
　1985年には、自立に目覚めていく女性の姿を描いた感動ドラマ、ドナ・ディッチ監督の「ビビアンの旅立ち-離婚そして新しい出逢い」に主人公ビビアン役で出演、パトリシア・シャーボノー（ケイ）とレズ濡れ場を演じた。
　翌1986年には、実話を基に、74日間もの漂流生活を描くピーター・ロウ監督の「漂流／極限の７４日間」に出演、ケネス・ウエルシュと共演。
　そして同年、ハスラー稼業から足を洗った男と若いハスラーの戦いと友情を描く続編、マーティン・スコセッシ監督の「ハスラー２」に主人公の恋人のジャネル役で出演、ポール・ニューマン、トム・クルーズらとの共演を果たした。
　1988年には、輪廻転生をテーマにしたカナダ製の心霊現象ドキュメンタリーを、丹波哲郎監修という触れ込みで最初と最後に彼の解説場面を付け加えて再編集した「丹波哲郎の霊界ワールド」に登場している。
　1990年の主演作で、英女流ミステリー作家ルース・レンデルの同名原作を完全映画化したミステリー、ジャイルズ・フォスター監督の「身代わりの樹」では新進女流作家のベネット・アーチデール役を演じ、ローレン・バコールと共演。
　1992年には、大人でも子供でもない年頃、17歳の純粋で激しい恋をノスタルジックに描いたラヴ・ストーリー、クレイグ・ボロティン監督の「恋に焦がれて」で母アン・オコーナーを演じ、ジュリエット・ルイス、エリザ・ダシュクと共演。
　そして1995年の、話が出来るゴリラと少年の交流を描いた心温まるファンタジー、ジョン・グレイ監督の「ケイティ」では、主人公の母親のマーガレット役を演じた。
　近年では、個性派スター、デニス・ホッパーとアーシア・アルジェント共演による監禁エロティック・サスペンス、ポール・リンチ監督の2004年「ザ・キーパー［監禁］」にルーシー役で出演している。

　彼女は、細身で時に繊細かつ神経質な役柄や屈折した難しい役柄を主に得意とする実力演技派の女優。