映画女優　サリー・リチャードソン　Salli Richardson

Salli Richardson　　

サリー・リチャードソン

本名： Salli Elise Richardson
生年月日： 1967年11月23日
出身地：米イリノイ州／シカゴ
身長： 163cm

　父親はアイルランドとイタリアの血をひくアメリカ人、そして彼女の母親はチェロキーとアフリカの血をひくアメリカ人である。
　高校時代は、テニスをして、Kuumbaワークショップ劇場で演技のキャリアをスタートした。
　彼女は、出演作品は多いが、日本ではあまり馴染みがない。
　主な出演暦としては、1992年、熱烈な恋に落ちて結婚式を迎えた日、花嫁の魂が式にやって来た老人とすり替わってしまったことから起こる悲劇を描くラヴ・ストーリー、ノーマン・ルネ監督の「キスへのプレリュード」で、アレック・ボールドウィン、メグ・ライアン、キャシー・ベイツらと共演。
　1993年には、19世紀末のアメリカ西部を舞台に、白人の圧政に立ち上がった黒人のアウトロー集団の戦いを描くウエスタン、マリオ・ヴァン・ピーブルズ監督の「黒豹のバラード」に出演。同作は、主要キャストのほとんどが黒人という異色作。
　一人の男性が精神科医とともに自分自身のトラウマ（養母からの身体的虐待、義理の従姉妹からの性的虐待）に満ちた過去と向き合い克服していく姿を描いた、デンゼル・ワシントンの初監督作品2002年「アントワン・フィッシャー君の帰る場所」では、デレク・ルーク、デンゼル・ワシントンらと共演している。
　2003年には、カリフォルニアを舞台に、ストリート・バイク・レースの頂点を目指すギャングたちの熱きバトルを、CGや特撮を使わない迫力のバイク・スタント満載で描いたアクション、レジー・ロック・バイスウッド監督の「バイカーボーイズ」に出演。
　2004年には、ジャングルの奥地で次々と人間を襲う巨大蛇“アナコンダ”の恐怖を描き大ヒットしたモンスター・パニック・ホラーの続編、ドワイト・リトル監督の2004年「アナコンダ2」でゲイル・スターン役を演じた。
　近年では、2005年よりアメリカ合衆国のFOXで放送されている1話完結型のテレビドラマ、“ボーンズ”と呼ばれる法人類学者の女性を主人公（エミリー・デシャネル）に、現場に残った被害者の“骨”から証拠を見つけ、事件を解決に導いてく姿を描く「BONES」にアシスタント米国弁護士キム・クランド役でゲスト出演。
　そして、リチャード・マシスンの名作SF小説『地球最後の男』を映画化した、人類が絶滅した近未来を舞台に、たった1人生き残った男の奔走を描くSFドラマ巨編、フランシス・ローレンス監督＆ウィル・スミス主演の2007年「アイ・アム・レジェンド」に登場している。

　私生活では、俳優マシュー・マコノフィーや故ラップ歌手＆俳優のTupac Shakurと交際していたこともあったが、2002年9月8日に、長年の婚約者である俳優のDondre Whitfieldと結婚、1人の娘をもうけた。　　