映画女優　キム・ノヴァク Kim Novak - ロンリーBIGI　［LONELY-BIGI］

Kim Novak　　

キム・ノヴァク

本　名： Marilyn Pauline Novak
生年月日： 1933年02月13日
出身地：アメリカ／イリノイ州シカゴ

　☆神秘的な美しさと“ミステリアス”なムードで1950年代に活躍

　高校卒業後にモデルをしている所をRKOにスカウトされ、1954年、ジェーン・ラッセル主演の「フランス航路」の端役で映画デビュー。これを見たコロムビアがお抱えスターとして契約。
　同年リチャード・クワイン監督の「殺人者はバッヂをつけていた」でフレッド・マクマレーの情婦役として出演。
　コロムビアのタイクーン、ハリー・コーンは彼女を気に入り、リタ・ヘイワースにかわるグラマー女優として大々的に売り出しにかかった。徹底した管理の下で、彼女のその美貌は、磨き上げられた。
　1956年「ピクニック」で初めて主演女優としてデビューし人気を集める。
以後タイロン・パワー共演の1955年「愛情物語」では、資産家の姪マージョリー役を演じ、ジェームス・スチュアート共演のアルフレッド・ヒッチコック監督1958年「めまい」では自殺志願のある、ミステリーな魔性の女マデリン役と彼女にうり二つの女性の二役を演じた。
　1958年コメディー「媚薬」では、シャム猫そのもののようにしなやかで、愛らしくて麗しい魔女を魅力的に演じ、主演作を重ねた彼女は、その妖艶な魅力でスター街道を進んでいく。
　グレタ・ガルボ以来つけられたことのなかった形容詞“ミステリアス”でその美しさをたたえられるようにもなった。しかしやがてギャラをめぐって会社と対立、1962年にはコロンビアを去り、人気も低迷し作品の数も少なくなってしまう。晩年には「ジャスト・ア・ジゴロ」、「クリスタル殺人事件」などに出演している。

　絶頂期は華やかなロマンスの話もあったが、1965年リチャード・ジョンソンと結婚するが、翌年破局。その後1976年に獣医と結婚して、現在はＬＡ郊外の海岸近くで静かに暮らしているという。