映画女優　フランチェスカ・ネリ　Francesca Neri

Francesca Neri　　

フランチェスカ・ネリ

生年月日： 1964年2月10日
出身地：イタリア／トリノ
身長： 168cm

　ローマの演劇学校で学んだ後、1987年映画デビュー。
　自らの欲望を押さえきれず、性の魅力に溺れていく一人の女の姿を官能的に描いたエロテック・ロマンス、ビガス・ルナ監督の1991年「ルルの時代」では、異性に強い関心を抱いている年頃のルルを演じた。
　アルバート・ピュン監督のSFアクション1992年「キャプテン・アメリカ　帝国の野望」では、ヴァレンティーナを演じ、マット・サリンジャー、ロニー・コックスらと共演。
　1993年には、イタリアの作家シェルバネンコの短編を映画化した、カルロス・サウラ監督＆アントニオ・バンデラス共演の「愛よりも非情」にサーカスの一座のスターのアンナ役で出演、シャワーシーンでのヌードやラヴシーンも演じてみせた。同作によりイタリアの人気女優の一人に。
　スペイン映画界の鬼才ペドロ・アルモドバル監督による、ミステリアスな愛の悲喜劇、傑作1997年「ライブ・フレッシュ」では濡れ場も演じ、ペネロペ・クルスと共演。同作により、伊ジャーナリスト協会よりシルバーリボン主演女優賞を獲得した。
　医学博士の肩書きを持つ連続猟奇殺人鬼とFBI捜査官の女性の宿命的な対決を描く、大ヒット・スリラー1991「羊たちの沈黙」の続編、リドリー・スコット監督＆ジュリアン・ムーア共演の2001年「ハンニバル」で、ハンニバル・レクター（アンソニー・ホプキンス）を誘惑するリナルド・パッツィ捜査官（ジャンカルロ・ジャンニーニ）の妻アレグラを演じて、世界的にも脚光を浴びた。
　また同年には、テロリストによって愛する妻と子どもの命を奪われたひとりの消防士が、国家的利益のために犯人を捕まえようとしない政府に成り代わり、単身で強大な敵に立ち向かうアクション・スペクタクル、アンドリュー・デイヴィス監督の「コラテラル・ダメージ」にテロリストのウルフの妻セリーナ役で出演、アーノルド・シュワルツェネッガーとの共演を果たした。

　彼女は、激しさと冷たさを併せ持つ女優で人気・実力を備えた女優としてヨーロッパを中心に活躍している。