映画女優・歌手　ナイワ・ニムリ　Najwa Nimri

Najwa Nimri　　

ナイワ・ニムリ

本名： Najwa Nimri Urrutikoetxea
生年月日： 1972年2月14日
出身地：スペイン／パンプローナ

　☆ エキゾチックな容姿とミステリアスな大きな瞳が印象的なスペインの女優。　
　美人で個性的で変幻自在、クールな美貌と演技力は、スペイン映画でも異色の輝きを放っている。

　母親はバスク人、父親はヨルダン人。　1995年、映画デビュー。
　1997年には、顔を損傷したハンサム青年の、夢とも現実ともつかない世界を描いたスリラー、アレハンドロ・アメナーバル監督の「オープン・ユア・アイズ」で主人公の青年を絶望に陥れるヌーリア役を演じペネロペ・クルスと共演、脚光を浴びた。同作は、1997年にトム・クルーズ主演で「バニラ・スカイ」としてリメイクされた。
　1998年には、8歳の時に運命的な出会いをした男女の愛の軌跡を綴ったラヴ・ロマンス、フリオ・メデム監督の「アナとオットー」にアナ役で出演、オットー役のフェレ・マルティネスと共に主役を演じた。同作で、ゴヤ賞（スペイン版アカデミー賞）主演女優賞にノミネートされた。
　2000年には、キューバの亡命作家レイナルド・アレナスの生涯を描いた、ジュリアン・シュナーベル監督＆ハビエル・バルデム主演の「夜になるまえに」に存在感のある小さな役で出演してる。
　そして、多数映画祭で賞を獲得しながらも、過激な性描写でアメリカでは広告掲載を拒否されるなど世界中を騒然とさせた話題作、フリオ・メデム監督の2001年「ルシアとSEX」では、パス・ヴェガ（ゴヤ賞新人賞を受賞。）、エレナ・アナヤらと共演。同作で彼女は、ゴヤ賞助演女優賞にノミネートされた。
　2002年には、靴をテーマに5人の女性の生き様を描いた、モン・サラサール監督の「靴に恋して」で盗んだ靴をはく女（23歳のレイレ）役で出演、アントニア・サン・ファン、アンヘラ・モリーナら、スペインを代表する女優陣と共演している。
　同2002年、ダニエル・カルパルソロ監督の戦争ドラマ「非常戦闘区域」では音楽を担当、ゴヤ賞主題歌賞にノミネートされた。
　2003年には、予知能力という悪夢に苛まれる男の過酷な運命を描いたサイコサスペンス、女流監督マリア・リポルの「ユートピア」でスペインのブルジョワのひとり娘アンヘラを演じ、主題歌も歌っている。
　スパイの男女が任務と自我の狭間で葛藤するサスペンス、フレデリック・シェンデルフェール監督の2004年「スパイ・バウンド」ではマリア・メネンデス役で出演、モニカ・ベルッチ、ヴァンサン・カッセルらと共演。
　近年では、共に異国の地であるローマで出会った2人の女性旅行者が、秘密と嘘を抱えながら禁断の愛欲に溺れていくという女性同士の愛を描いた、フリオ・メデム監督の大胆な官能ロマンス「ローマ、愛の部屋」にエドゥルネ役で出演、エレナ・アナヤ、ナターシャ・ヤロヴェンコらと共演している。

　彼女は、作曲家また歌手でもある。2003年にはアルバムをリリースした。

　私生活では、「非常戦闘区域」の監督ダニエル・カルパルソロと結婚していたらしいが、現在の彼女が独身か既婚かは不明。