映画女優　オルネラ・ムーティ　Ornella Muti - ロンリーBIGI　［LONELY-BIGI］

Ornella Muti　　

オルネラ・ムーティ

生年月日： 1955年3月9日
出身地：イタリア／ローマ
身長： 168cm

　バレリーナを志していたが、モデルをしていた姉が受けに行った1969年「シシリアの恋人」のオーディションに同行、ダミアーノ・ダミアーニ監督の目にとまり、主役デビュー。
　その後、青春スターとしてイタリア映画やスペイン映画で活躍。
　両親に許してもらえない若者の恋を描いたドラマで悲劇のラブ・ストーリー、ジョルジュ・ステガーニ・カゾラーティ監督作1971年「ふたりだけの恋の島」では、15歳の箱入り娘リザ役を熱演し、彼女の魅力が全開。
　マドリードの大学に通う男女の青春物語を描いた、ペドロ・マソ監督の1975年「試験結婚」では、青いお色気をいかんなく発揮していて、存在感をしめした。
　フランス政財界の内幕を暴いたベストセラー小説の映画化作品、ジョルジュ・ロートネル監督のサスペンスアクション1977年「チェイサー」では、アラン・ドロンと初の共演を果たした。
　マイク・ホッジス監督のヒット作1980年「フラッシュ・ゴードン」でアメリカ映画に進出。
　19世紀末のパリの社交界を舞台に、一人のユダヤ系ブルジョワの若者の愛の彷徨を描いた、フォルカー・シュレンドルフ監督の1983年「スワンの恋」では、青春スター時代とは違った風格や妖艶な魅力を漂わせ始め、好演している。
　1991年には、ギャングのアンジェロが、父親の遺言によってカタギになる顛末を描いたドタバタ・コメディ、シルヴェスター・スタローン主演、ジョン・ランディス監督の「オスカー」に出演。
　奇妙な三角関係の恋の行方を描いたラヴ・ロマンス、リュカ・ベルヴォー監督の1996年「男と女と男」では、敏腕女弁護士であるアリス役をムーティの魅力たっぷりに演じた。
　2001年には、映画の撮影で訪れたクルーが泊まるホテルを舞台に、それぞれの思惑が入り乱れ混沌とするさまを官能的かつミステリー・タッチで描いた、マイク・フィギス監督のブラック・コメディ「HOTEL」にフラメンコ・グループの広報役で出演している。

　今も国境を越えた活躍を続ける国際女優。私生活はあまり知られてないが、離婚歴2回で子供が 2人いる。