映画女優　ヘレン・ミレン Helen Mirren - ロンリーBIGI　［LONELY-BIGI］

Helen Mirren　　

ヘレン・ミレン

本名： Ilyena Lydia Mironoff
生年月日： 1945年7月26日
出身地：イギリス／ロンドン
身長： 163cm

　父はロシア人。幼い頃から演劇に興味を持ち、両親の勧めで教員養成学校に入るが中退。英国ユースシアターに所属して、演劇を学んだ後、ロイヤルシェークスピア劇団で舞台に出演するようになる。
　1968年の「A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM」でTV映画にも出演。以後、映画・TVで着実にキャリアを積む。
　映画の方は、第一次世界大戦により23歳の若さでこの世を去った天才画家・彫刻家アンリ・ゴーディエの伝記映画、ケン・ラッセル監督の1972年「狂えるメサイア」やローマの暴君、カリギュラを主人公に、ローマ大国の退廃を描いた大作、米の男性誌ペントハウスが製作の1980年「カリギュラ」そして、ある高級フレンチ・レストランを舞台に、その店の常連である泥棒とその妻、学者である妻の愛人などの、欲望渦巻く人間関係を描いた、ピーター・グリーナウェイ監督の1989年「コックと泥棒、その妻と愛人」といった問題作に出演。
　その傍ら、イギリスに統一国家を築いた伝説的人物アーサー王の波瀾の生涯を描いた、ジョン・ブアマン監督の1981年「エクスカリバー」や謎の石板モノリスの調査に向かったアメリカの宇宙船ディスカバリー号を描いた、ピーター・ハイアムズ監督の1984年「2010年」などの話題作に出演した。
　北アイルランドの政治的紛争を背景に、ひとりの青年の愛と苦い青春を描いた、パット・オコナー監督の1984年「キャル」ではマルセラを演じ、カンヌ国際映画祭の女優賞を受賞した。
　1985年には、芸術の自由を求めて祖国を捨てたソ連の青年と、自国の政策に抵抗してソ連に亡命したアメリカの青年の友情を描いた、テイラー・ハックフォード監督の話題作「ホワイトナイツ／白夜」に出演している。
　1990年からのTVドラマ「第一容疑者」シリーズで、主役のジェーン・テニスンを演じ、1996年にエミー賞も受賞。1994年の「英国万歳！」では、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、二度目のカンヌ国際映画祭の女優賞を受賞。
　2005年、愛と陰謀に揺れたエリザベス1世の半生を、王宮を舞台に描いた、ミニシリーズ「エリザベス1世～愛と陰謀の王宮～」でエリザベス1世を演じ、プライムタイム・エミー賞で主演女優賞を受賞。更に翌年にはエリザベス2世を演じた「クィーン」が、第63回ヴェネチア国際映画祭に出品され高い評価を受け、彼女もヴェネチア国際映画祭の女優賞を受賞した。

私生活では1997年に映画監督のテイラー・ハックフォードと結婚。現在はロサンゼルス在住。