映画女優　ミンナ・ウェン　Ming-Na Wen - ロンリーBIGI　［LONELY-BIGI］

Ming-Na Wen　　

ミンナ・ウェン

本名： Ming-Na Wen
生年月日： 1963年11月20日　
出身地：マカオ／コロアネ島
身長： 163cm

　香港から40マイル離れたポルトガル領だったマカオのコロアネ島で生まれる。まだ赤ちゃんのころに両親が離婚。兄が1人いる。両親の離婚後、母について香港へ渡る。母が中国系アメリカ人と結婚したため、4歳でアメリカ、ニューヨーク州のクイーンズへ移る。1988年ソープオペラ「As the World Turns」でTVデビュー、その後も様々なTVシリーズに出演。母親は医学の道へ進んでほしかったらしいが、カーネギーメロン大学を演劇の学位をとり卒業。
　その後、移民として故郷の中国から苦難の人生を背負って生き抜いてきた4人の母親と、アメリカ人として生まれ育った4人の娘たちの世代間の相違と心の絆を描いた群像劇、ウェイン・ワン監督の1993年「ジョイ・ラック・クラブ」にジューン役で出演し、その演技力が高い評価を得た。同作をきっかけに、数多くの映画や、TVドラマにゲスト出演することになる。
　1994年には、ゲームソフトの世界的なベストセラー、『ストリートファイターII』をハリウッドで実写映画化したSFアクション、スティーヴン・E・デ・スーザ監督＆ジャン・クロード・ヴァン・ダム主演の「ストリートファイター」で、有名キャラ“春麗”役を演じた。
　同年、孤立した宇宙空間に展開するSFサスペンス、リック・ジェイコブソン監督＆ブレンダ・バーキ主演の「アウター・スペース」に出演。
　そして、近未来の1997年、返還前夜の香港を舞台に、英国人ヒットマンの決死の脱出行を描いたハードアクション、アルバート・ピュン監督の同年「ラスト・バトル HONG KONG 1997」では、主人公のかつての恋人ケイティ役で出演している。
　シカゴのカウンティ総合病院を舞台に、臨場感あふれる医療現場とそこで働く医師や看護婦たちの公私にわたる生活や人間関係リアルに描いた、米NBCで放送された人気TVドラマシリーズ「ER 緊急救命室」（1994年9月～2009年4月）の第1シリーズで医学生デブを演じた。その後同番組を2度降板、Ming Na Wen から現在の芸名（Ming-Na Wen）に改名し、「ER緊急救命室」に第7シリーズから復帰した（役は同じだが役名はジン＝メイ・チェンに変更）。
　1997年には、売れっ子CMディレクターの一夜の浮気の意外な顛末毛皮肉なタッチで描いたラヴ・ストーリー、マイク・フィギス監督の「ワン・ナイト・スタンド」で主人公の美しくセクシーな妻ミミを演じ、ウェズリー・スナイプス、ナスターシャ・キンスキー、カイル・マクラクランらと共演した。
　父の名誉を守るため、命を賭けて戦った中国の伝説の美少女“木蘭”の物語をディズニーがアニメ化した、1998年「ムーラン」では、ヒロインのムーランの声を担当。
　同年には、過去でもなく未来でもない、異次元に存在する‘もうひとつの現在’に迷い込んだ男たちの姿を描くSFサスペンス、ピーター・ワーナー監督の「第二惑星　OUTER ZONE」にも出演している。
　2001年には、世界中で大ヒットしたTVゲームを、その生みの親である坂口博信自身が監督・製作し全編フルCGで映画化したSFアドベンチャー、「ファイナルファンタジー」で主人公アキ・ロス役で声の出演。
　2006年には、ミミ・レダー監督の犯罪サスペンス・ドラマシリーズ2006年「失踪　Vanished」に、リン・メイ役で出演した。
　近年では、1980年に大ヒットしたホラー・スプラッター映画のリメイク、ネルソン・マコーミック監督＆ブリタニー・スノウ主演の2008年「プロムナイト」に出演している。

　私生活では、1990年に脚本家のカーク・アネスと結婚、3年後に離婚。その後、俳優エリック・マイケル・ジーと1995年6月に結婚。2人の子供に恵まれている。