Maud Adams 
モード・アダムス
本名: Maud Solveig Christina Wikstrom
生年月日: 1945年2月12日
出身地: スウェーデン/ルレオ
身長: 175cm
☆モード・アダムスは、「黄金銃を持つ男」に続き、「オクトパシー」に役柄を変えて二度目の出演、この後に「美しき獲物たち」でもカメオ出演した。シリーズ中三作品に登場した“ボンドガール”はアダムスのみである。
モデルとして活躍した後、オフ・ブロードウェイのヒット・ドラマの映画化で、リアルなホモ・セクシュアルの世界を通して、男の孤独、疎外感、自己嫌悪の情を鋭く描く、ウィリアム・フリードキン監督の異色作1970年「真夜中のパーティ」で映画デビューする。
1974年には、タイのプーケット島を舞台に、“黄金銃を持つ男”スカラマンガ(クリストファー・リー)とボンド(ロジャー・ムーア)の対決を描く007シリーズ第9作目、ガイ・ハミルトン監督のスパイアクション映画「007 黄金銃を持つ男」にスカラマンガの愛人アンドレア役で出演。
翌1975年には、近未来、戦争も犯罪もなくなった人類の闘争心を駆り立てる唯一の殺人スポーツ、ローラーボールを通して管理された社会の恐ろしさを描く、ノーマン・ジュイソン監督の「ローラーボール」にジョナサン(ジェームズ・カーン)の妻エラ役で出演している。
同年には、難攻不落のダイヤモンド地下金庫を襲撃する5人組と受けて立つ警備隊ボスとの対決を描いたアクション映画、ヴァル・ゲスト監督の「ダイヤモンドの犬たち」にもブラッドリー(ピーター・フォンダ)の愛人クレア役で出演している。
そして1979年には、同時に同じ男を愛してしまった少女と母親の淫欲の日々が繰り広げられる、デヴィッド・ハミルトン監督の青春エロス作品「愛と追憶のセレナーデ」で、主演を務めた。
007シリーズ第13作目、ジョン・グレン監督&ロジャー・ムーア主演の1983年「007 オクトパシー」ではオクトパシーを演じ、背中に蛸の絵を背負って奮闘した。彼女にとって、1974年「黄金銃を持つ男」に続き、役柄を変えての二度目の“ボンドガール”出演となった。
1981年には、刺青を彫ろうとして断れらた男が、その女性にクロロホルムを嗅がせて刺青を彫るというサスペンス、ボブ・ブルックス監督の「タトゥー 彩られた罠」に出演、ヌードを披露した。同作では、ブルース・ダーンがゴールデンラズベリー賞 最低主演男優賞にノミネートされた。
1986年には、ナチの残党と彼らを追い詰めるハンターたちの熾烈な戦いを、南米ロケにより壮大なスケールで描いたアクション巨編、アーネスト・R・ボン・シューマー監督の「ヘル・ハンター」にナチ・ハンターの女性リーダー役で主演している。
そして、沢山の美女に囲まれて豪華な生活を贈るひとりのハンサムな若者と、彼をめぐる女性達の姿を描いた、サンドラ・ワイントローブ監督の1987年「華麗なる不倫」では、エレガントでゴージャスな美女アンジーを演じた。
1990年には、ロス郊外で発生した連続猟奇殺人事件の取材に乗り出した女性記者を襲う恐怖を描くスプラッター・ホラー、ブライアン・ユズナ監督のTV映画「新・死霊のしたたり」に女性記者・キム役で主演している。
テレビでは、アメリカのTVシリーズ「Emerald Point N.A.S.」 (1983-1984)にレギュラー出演した他、「刑事コジャック」、「ハワイ5-0」、「新スパイ大作戦」などにもゲスト出演している。
1970 真夜中のパーティー
1974 007 黄金銃を持つ男
1975 ローラーボール
1975 ダイヤモンドの犬たち
1979 愛と追憶のセレナーデ
1980 タワー・ジャック <TVM>
1980 ファニア歌いなさい <TVM>
1981 タトゥー 彩られた罠
1982 ターゲット・イーグル
1983 - 1984 Emerald Point N.A.S. <TV>
1983 007 オクトパシー
1986 ヘル・ハンター
1987 華麗なる不倫
1987 タイフーン・ジェーン
1988 エンジェル3
1988 ダイヤモンド・アイ
1990 新・死霊のしたたり <TVM>
1996 戦慄の罠 RINGER
1999 - 2000 ザット '70s ショー (シーズン2) <TV>

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