映画女優　マリオン・コティヤール　Marion Cotillard

Marion Cotillard　　

マリオン・コティヤール

生年月日： 1975年9月30日
出身地：フランス／パリ
身長： 169cm

　舞台俳優である両親の影響を受けて子供の頃から舞台に立ち、オルレアンの演劇学校を首席で卒業。
　その後、米TVシリーズ「暗黒の戦士ハイランダー」のゲスト出演やアルノー・デプレシャン監督の1996年「そして僕は恋をする」に端役出演。
　マルセイユの街を舞台に、目も眩むようなスピード感たっぷりのカー・アクションが繰り広げられる痛快エンターテインメント、リュック・ベッソン製作の1998年「TAXi」にスピード狂のダニエルの恋人リリー役で出演、セザール賞有望若手女優賞にノミネートされ、知名度を上げる。このヒロイン役でシリーズ3作まで出演。
　自分の人生をお伽話のように語る男と、彼の家族との絆を描いた感動作、テム・バートン監督の2003年「ビッグ・フィッシュ」ではビリー・クラダップの出産間近の妻、ジョセフィーンを演じ、鮮烈な印象を残しハリウッドデビュー。同作には、他にユアン・マクレガー、ジェシカ・ラング、ヘレナ・ボナム・カーターらが出演している。
　重厚で純粋な愛の物語。第一次世界大戦で兵士となり、行方不明となった恋人マネクを、自らの直感を頼りに探し求める女性マチルドの姿を描いた、ジャン=ピエール・ジュネ監督作品2004年「ロング・エンゲージメント」では、ティナ・ロンバルディ役を演じてオドレイ・トトゥと共演し、2004年のセザール賞助演女優賞を受賞。
　ロンドンの敏腕ビジネスマンが、南フランスの地で人生を見つめ直す様を描いたヒューマンドラマ、リドリー・スコット監督＆ラッセル・クロウ主演の2006年「プロヴァンスの贈りもの」では、レストランのオーナーでもある運命の女性ファニーを好演している。
　そして『愛の讃歌』など、数々の名曲で世界中を魅了した伝説の歌姫エディット・ピアフの生涯を描く伝記ドラマ、オリヴィエ・ダアン監督＆脚本の2007年「エディット・ピアフ～愛の讃歌～」でエディット・ピアフ役を熱演。その演技力が高く評価され、ゴールデングローブ賞主演女優賞（ミュージカル・コメディ部門）などを受賞、アカデミー主演女優賞にも輝いた。

　彼女は、いま最も注目されるフランス若手女優。環境問題に熱心なことでも知られ、環境団体グリーン・ピースのスポークスパーソン、歌手、デザイナーでもある。