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Maria Schneider  

マリア・シュナイダー



本名: Marie Christine Gelin
生年月日: 1952年3月27日
出身地: フランス/パリ

 ☆様々なトラブルを巻き起こしつつ、時代を駆け抜けて行った女優マリア・シュナイダー

 パリに私生児として生まれる。父親はフランスの名優ダニエル・ジェラン。
 モデルを経て女優に転身し1969年から映画に出演しはじめる。
 1971年には、南アルプスのオート・サボアに帰省した17歳の少年ファブリスと、ギリシャ神話の女神と同じ名をもつ精神薄弱の美少女エレの恋を描く、ロジェ・ヴァディム監督の「花のようなエレ」にニコール役で出演。

 そして、空き室のアパートで出会った中年男と若い女が性に溺れていくというわいせつ問題でセンセーショナルを巻き起こしたマーロン・ブランド(中年男のポール役)共演のベルナルド・ベルトルッチ監督の問題作1972年「ラストタンゴ・イン・パリ」で一気にスターとして注目された。
 同作は、大胆な性描写(一般映画として、アナル・セックスの描写がある初の映画と言われる。)が世界中に物議を醸し、本国イタリアに至っては公開後4日にして上映禁止処分を受け、日本でも下世話な話題ばかりが先行し、当時の興行成績は芳しくなかったという。本国イタリアでは上映禁止になっただけでなく、猥褻映画だとして主演のブランドとシュナイダーの両名は出頭しなければならなくなり、ポルノ裁判に掛けられ有罪になってしまった。ブランドはニューヨーク批評家協会賞を受賞したが、ヒロイン(ジャンヌ)役の彼女に至っては波乱万丈の人生を余儀なくされた。

 1970年代はドラッグの問題を抱えたり、自殺未遂を図った事もある。1974年には“バイセクシュアル”であることを公表している。
 1975年には、偶然のなり行きから、仕事と家庭を棄てて他人になりきろうとしたテレビ・レポーターの行動を描く、ジャック・ニコルソン主演&巨匠ミケランジェロ・アントニオーニ監督の「さすらいの二人」でヒロインの謎の女子大生を演じている。
 同年には、性格のまったく逆な二人の若い娘が闖入者によって数奇な運命にまき込まれていくさまを描くサスペンス、名匠ルネ・クレマン監督&シドニー・ローム共演の「危険なめぐり逢い」でヒロインの美大生ミシェルを演じ、着実にキャリアを築いていった。
 1979年には、19歳で娼婦の世界に入った少女が様々な体験を通してその世界と訣別するまでを描く、ダニエル・デュバル監督&ミュウ・ミュウ主演の名作「夜よ、さようなら」でマリー(ミュウ・ミュウ)と友人になる、どこかなげやりでいながら魅力的なマルー役を見事に演じた。
 TEE(ヨーロッパ国際特急)の撮影に情熱を傾ける日本人カメラマンと、身分を隠したある国の王女とのラブストーリー、大原豊監督&武田鉄矢主演の1984年「ヨーロッパ特急」にジュディ役で出演、カブリエル・サニエ、ミレーヌ・ドモンジョ、ルネ・クレマンらと共演した。
 1989年には、ヨーロッパ最高の劇作家と称えられるエンキ・ビラルが初監督した、近未来SF映画「バンカー・パレス・ホテル」にミュリエル役で出演、ジャン・ルイ・トランティニャン、キャロル・ブーケらと共演している。
 1995年には、自らの運命を切り開き、幾多の障害を乗り越えて幸せを掴み取った女性の姿を描く文芸メロドラマ、フランコ・ゼフィレッリ監督の「ジェイン・エア」に出演、シャルロット・ゲンズブールアンナ・パキンらと共演した。
 近年では、トルストイがベートーベンのクロイツェル・ソナタに着想を得て書いた小説に、現代的なアレンジを加えて映画化した、ブルジョアの御曹司の狂おしい愛を描いた心理劇風メロドラマ、マリツィオ・シャッラ監督の2006年「クロイツェル・ソナタ 愛と官能の二重奏」に出演している。




1969 クリスマス・ツリー
1970 栗色のマッドレー
1971 花のようなエレ
1972 ラストタンゴ・イン・パリ
1975 さすらいの二人
1975 危険なめぐり逢い
1978 女教師ベニーナの性
1979 夜よ、さようなら
1980 キラ−・トラック
1980 みんなドラキュラ
1984 ヨーロッパ特急
1989 バンカー・パレス・ホテル
1993 野生の夜に
1995 ジェイン・エア
2002 愛のはじまり
2006 クロイツェル・ソナタ 愛と官能の二重奏









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