映画女優　メアリー＝ルイーズ・パーカー Mary-Louise Parker

Mary-Louise Parker　　

メアリー＝ルイーズ・パーカー

生年月日： 1964年8月2日
出身地：米サウスカロライナ州／フォートジャクソン
身長： 173cm

　高校時代から女優を志し、North Carolina School of the Artsで演技を学ぶ。
1990年、クレイグ・ルーカスの「キスへのプレリュード」のブロードウェイ公演に主演し、トニー賞にノミネートされ、注目を集める。
　そして同年、あるゲイのグループを、エイズが発見された1981年から9年間にわたって描くドラマ、ノーマン・ルネ監督の「ロングタイム・コンパニオン」にリサ役で出演。
　1920～50年代のアラバマ州、フライド・グリーン・トマトを名物料理に賑わうカフェを切り盛りする2人の女性をめぐる出来事を、現代のジョージア州の老人ホームで、老女が中年女性に語って聞かせるという形で描く人間ドラマ、ジョン・アヴネット監督の1992年「フライド・グリーン・トマト」ではルース役で出演、キャシー・ベイツ、メアリー・スチュアート・マスターソン、ジェシカ・タンディらと共演した。
　才人ウディ・アレンが“狂騒の20年代”のブロードウェイ演劇を舞台に描く、軽妙洒脱なバック・ステージ・コメディ、1994年「ブロードウェイと銃弾」では、ジョン・キューザックの恋人エレンを好演した。
　1995年には、ドロップ・アウトした女性3人組が旅を続けるうちに女ならではの友情に目覚めていく姿を描いたロード・ムービー、ハーバート・ロス監督の「ボーイズ・オン・ザ・サイド」で、ニューヨークで不動産の仲買人をしていたロビンを演じ、ウーピー・ゴールドバーグ、ドリュー・バリモア、マシュー・マコノヒーと共演した。
　1998年には、奔放な人妻が計画した保険金殺人の顛末を描いたブラック・コメディ、ローランド・ジョフィ監督の「グッバイ・ラバー」でペギーを演じ、パトリシア・アークエット、ダーモット・マルロニーらと共演。
　そして、2001年の舞台「Proof」（後にグウィネス・パルトロー主演で映画化）では、トニー賞を含む演劇賞を総なめにした。
　2003年に製作されたTVドラマ、1980年代のニューヨークを舞台に、エイズに冒された同性愛者たちと、その周りの人間模様を描いた、アル・パチーノやメリル・ストリープ共演の「エンジェルス・イン・アメリカ」では、ジョーの妻という役どころでゴールデングローブ賞とエミー賞を受賞。
　現在のアメリカをシニカルに、そしてコメディータッチで描いたヒューマン・ドラマ、「Weeds ～ママの秘密」では、ドラッグディーラーの主婦を演じ、2006年度のゴールデングローブ賞主演女優賞も受賞している。
　そのほか、TVでは大統領とそのスタッフ達がアメリカ内外の現実に起こり得る様々な問題に対処していく政治ドラマ「ザ・ホワイトハウス」に第3シーズンより準レギュラー（エイミー・ガードナー役）として出演している。
　彼女は、舞台、映画、TVと様々なメディアで活躍している個性派女優。

　プライベートでは一児の母。1996年から俳優のビリー・クラダップと交際し、息子がいるが2003年に別れている。また、2007年にはアフリカから養子を迎えている。