映画女優　ジェーン・マンスフィールド Jayne Mansfield

Jayne Mansfield　　

ジェーン・マンスフィールド

本名： Vera Jane Palmer
生年月日： 1933年4月19日
出身地：米ペンシルバニア州
身長： 165cm
没年月日： 1967年6月29日（自動車事故で死去）

☆ 1950年代半ばに、マリリン・モンローの対抗馬として登場したジェーンは、プラチナブロンドに、分厚い唇、誇張しすぎとも言えるセクシャリティと、自己パロディに近いパフォーマンスが特徴だった、1950年代を代表するセクシー女優！

　父の死後、母が再婚してダラスに移住。テキサス大学の演劇科に進み、1950年にポール・マンスフィールドと学生結婚。2年後に軍人となった夫の駐屯先でアマチュア劇団に参加。その後サザン・メドディスト大学で演劇と心理学を学ぶ。やがて沢山の美人コンテストに優勝するようになり、モデルを経てTVやブロードウェイの舞台に出演。1954年にワーナーと契約して映画デビュー。
　1956年に離婚してFOXと契約。B： 115、W： 53、H： 90という抜群なプロポーションが話題となって“セックス・シンボル”として活躍。フランク・タシュリン監督のロックン・ロール映画1956年「女はそれを我慢できない」では、曲線美人ジェリイを演じ、ゴールデン・グローブ賞有望若手女優賞を受賞している。
　続いて、ジョン・スタインベックの同名小説の映画化で「島の女」のアイヴァン・モファットが脚色した、ヴィクトル・ヴィカス監督の1957年「気まぐれバス」に芸人カミール役で出演。
　そして同年には、太平洋戦争で活躍する海軍パイロット4人組が、負傷を理由にサンフランシスコで過ごす4日間の休暇の模様を描く、スタンリー・ドーネン監督のロマンティックコメディ「よろめき休暇」で兵士博愛主義者の金髪グラマー娘アリスを演じ、ケーリー・グラントと共演。
　また、戦前のスクリーンにいくたの名作を残し戦後も「お熱いのがお好き」などに出演した伊達男ジョージ・ラフトの私生活を描いた、ジョゼフ・M・ニューマン監督の「ギャング紳士録」にも人気女優リザ・ラング役で出演した。
　1958年にはミスター・ユニヴァースのミッキー・ハーギティと結婚。しかし、1959年にFOXとの契約が切れて以降は、低予算映画やナイトクラブへの出演など低迷が続くようになった。その後マット・シンバーと再婚するが1966年に離婚。
　1967年6月29日、自身のソックリさん大会へ向かう途中、ニューオリンズ郊外で自動車事故を起こして急死した。
　後に、彗星のごとく現れたプラチナ・ブロンドのセックス・シンボル、ジェーン・マンスフィールドの半生を描くドキュメンタリー映画、ディック・ローリー監督の1980年「愛しのジェーン・マンスフィールド」がロニ・アンダーソン主演で公開された。同作は、幼少時代から36歳で悲劇的な死を迎えるまでを、2番目の夫ミッキー・ハーギティ（アーノルド・シュワルツェネッガー）との愛と生を交えて綴っている。
　彼女は、男性向け雑誌の『Playboy Playmate』のグラビア・モデルとして有名だが、異例のIQとバストが比例している、1950年代のもっとも観賞に値する悩殺グラマー女優だったに違いない。

　ミッキー・ハーギティとの間に生れた娘に女優のマリスカ・ハージティがいる。