映画女優　ミレーヌ・ジャンパノワ　Mylene Jampanoi

Mylene Jampanoi　　

ミレーヌ・ジャンパノワ

生年月日： 1980年7月12日　
出身地：フランス／エクス・アン・プロヴァンス

　☆フランス出身、フランス人と中国人のハーフであるミレーヌ。神秘的な魅力と、抜群のプロポーションを持ち、不思議な美しさが漂う女優。

　父親は中国人で、母親はフランス人。14才で学校をやめて、世界一周の旅に出る。17才でフランスに戻り、バカロレアを取得した後、父親に会うためにカナダへ行く。2000年にフランスへ帰国、パリの演劇コースで学んだ。
　2004年には、フランスでベストセラーのミステリー小説を映画化した「クリムゾン・リバー」の続編、オリヴィエ・ダアン監督＆ジャン・レノ主演の「クリムゾン・リバー2　黙示録の天使たち」で映画デビューを果たす。
　同年には、1980年代に起きた実話をベースとした刑事ドラマ、オリヴィエ・マーシャル監督の「あるいは裏切りという名の犬」に出演した。
　そして2005年に、西欧女性で初めてチベットのラサに足を踏み入れた冒険家、アレクサンドラ・ダヴィ・ニールの幻想的小説から生まれた官能ラブロマンス、パン・ナリン監督の「花の谷　時空のエロス」に出演。男を誘惑し、不死の世界へと連れ立つ神秘的なヒロインを演じた。同作の撮影のため、ヒマラヤでの4ヶ月にわたる撮影を体験している。世界的に活躍中の日本人モデル・ERI も出演。
　同2005年には、女性同士の同性愛がテーマ。若いふたりの女性の友情が恋愛感情へと発展していくさまを描いたダイ・シージエ監督の「中国の植物学者の娘たち」に、まだあどけなさが残る孤児の李明（リー・ミン）役で出演。たらいで行水するシーンやマッサージをするシーンでヌードを披露した。
　2009年には、2人の美少女を待つ、あまりにも過酷で凄惨な運命を描き、トロント映画祭を震撼させたといわれるホラー、パスカル・ロジェ監督の超問題作「マーターズ」にリュシー役で出演、モロッコ生まれの新星モルジャーナ・アラウィ（アンナ役）と共演した。
　2010年には、クリント・イーストウッドがメガホンを取り、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた、死と生をめぐる感動的なストーリーをつづるヒューマン・ドラマ、マット・デイモン主演の「ヒアアフター」にレポーターのジャスミン役で出演。
　そして同2010年、歌手、映画監督、俳優など多彩な分野で活躍し、1991年に62歳で急逝したフランスのカリスマ、セルジュ・ゲンズブールの破天荒な半生を描く伝記映画、ジョアン・スファール監督の「ゲンスブールと女たち」では、ゲンズブールの最後のパートナー、バンブーを演じている。

　彼女は、ミレーヌ・ジャンパノワという名前から中国系であるということを感じ取ることはできないが、見た目は東洋と西洋がちょうど半分ずつ混じり合った感じの美しい女優。女優のみならず、ディオールのモデルも務めている。

　私生活では、「花の谷　時空のエロス」で共演した、インド人のモデルで俳優のミリンド・ソーマンと2006年に結婚。しかしその後、離婚。最近、交際を噂されているのが、テレビドラマを中心に活躍している俳優の Francois Vincentelli。