映画女優　マリナ・ハンズ　Marina Hands - ロンリーBIGI　［LONELY-BIGI］

Marina Hands　　

マリナ・ハンズ

生年月日： 1977年1月1日
出身地：フランス／パリ
身長： 175cm

　父親はイギリス人の舞台監督、母親はフランス人の女優。ロンドン音楽演劇アカデミーで学んだ後、パリのフランス国立高等演劇学校 (コンセルヴァトワール)で演技を学んだ。
　1996年、舞台で女優デビュー。2000年に、年の離れた男と結婚した女流カメラマンが、夫とは全く違うタイプの若い男性カメラマンとの間で心揺れ動かしつつ、やがて臓器ビジネスのスキャンダルに巻き込まれていく姿を描く、アンジェイ・ズラウスキー監督＆ソフィー・マルソー主演の「女写真家ソフィー」で映画デビュー。
　2004年には、偏屈オヤジが家族や友人の愛に囲まれながら“最期のひと時”を過ごす姿を、シニカルながらも温かな視点で活写した感動ドラマ、ドゥニ・アルカン監督のヒューマン・コメディ「みなさん、さようなら」でガエル役を演じている。同作は、第76回アカデミー賞外国語映画賞受賞をはじめ、数々の映画賞に輝いた。
　そして、スキャンダラスな性愛描写で物議を醸したイギリスの文豪D・H・ロレンスの小説『チャタレイ夫人の恋人』を再映画化した、静かな森で芽生えた官能的な愛を映し出す、フランスの女性監督パスカル・フェランの2006年「レディ・チャタレー」では美しい人妻のチャタレー役を好演、セザール賞の最優秀主演女優賞やリュミエール賞女優賞に輝いた。
　彼女は、映画のみならず舞台でも活躍。2006年よりコメディ・フランセーズの一員となり、2008年には、フランスの演劇賞、モリエール賞にノミネートされた。
　順風満帆な人生から一転、身体の自由を失った男が、唯一動く左目の瞬きだけで自伝を書き上げた奇跡の実話を映画化した感動ドラマ、ジュリアン・シュナーベル監督の2007年「潜水服は蝶の夢を見る」ではジョゼフィーヌ役で出演、マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ＝ジョゼ・クローズらと共演している。
　2009年には、フランスの美しい海辺を舞台に、1冊の日記を通して、3世代の女性たちの物語を描くヒューマン・ストーリー、フランスの若手女性監督ジュリー・ロペス＝クルヴァルの「隠された日記母たち、娘たち」でカナダで働く娘オドレイ役を演じ、気丈な母親マルティーヌ役の大女優カトリーヌ・ドヌーヴ、その娘ルイ役のマリ＝ジョゼ・クローズら豪華女優陣と共演している。

　彼女は、今後も出演作が続々と控えており、さらなる活躍が期待されるフランス女優のひとり。