映画女優　マギー・ギレンホール Maggie Gyllenhaal

Maggie Gyllenhaal　　

マギー・ギレンホール

本名： Maggie Ruth Gyllenhaal
生年月日： 1977年11月16日
出身地：米カリフォルニア州／ロサンゼルス
身長： 175cm

　父親は映画監督のスティーブン・ギレンホール、母親は脚本家。弟は俳優のジェイク・ギレンホール（「ブロークバック・マウンテン」でアカデミー賞助演男優賞にノミネート）である。
　コロンビア大の英文で博士号を取得、舞台の経験も積んだ。英国にわたりロンドンでは王立演劇美術アカデミーで演技を学んだ。
　父スティーブン・ギレンホール監督作1992年「秘密」で映画デビュー。
　映画にとりつかれた青年が始めたクレイジーな映画製作の模様を描くコメディ、インディ映画の異才ジョン・ウォーターズ監督の2000年「セシル・B　ザ・シネマ・ウォーズ」では、ハリウッド女優を誘拐拉致する映画ゲリラ集団のひとりという役どころで出演。
　2001年のサンダンス映画祭で話題を呼んだ異色の青春ムービー、リチャード・ケリー監督＆弟のジェイク・ギレンホール共演の2001年「ドニー・ダーコ」から注目されるようになる。
　そして、自傷癖のある内気な若い女性が、秘書として就職した弁護士事務所で雇い主のボスから風変わりな“教育”を施されることで初めての快感に目覚め、いつしか一途な恋へと発展していく異色ラヴ・ストーリー、スティーヴン・シャインバーグ監督＆ジェームズ・スペイダー共演の2002年の「セクレタリー」で自傷癖持ちのリー・ホロウェイ役を好演しブレイクした。同作で、ゴールデングローブ賞主演女優賞（コメディ／ミュージカル部門）、インディペンデントスピリット賞主演女優賞、シカゴ映画批評家協会新人賞、ボストン映画批評家協会主演女優賞などを受賞した。
　2002年には、1970年代に売れっ子だったTVプロデューサーのチャック・バリスが実はCIAの工作員をしていたと告白した自伝をジョージ・クルーニー監督で映画化した、「コンフェッション」に出演、サム・ロックウェル、ドリュー・バリモア、ジュリア・ロバーツらとの共演を果たした。
　養子を求めて南アメリカにやって来た女性6人が直面する現実と心の傷、そして未来への希望がリアルに綴られる、名匠ジョン・セイルズ監督の2003年「カーサ・エスペランサ　～赤ちゃんたちの家～」では、ダリル・ハンナ、リリ・テイラー、マーシャ・ゲイ・ハーデンら豪華女優陣と共演。
　そして同年には、保守的な名門女子大学にやってきた進歩的な女性教師が、伝統を重んじる生徒や学校関係者との摩擦を繰り返しながらも女性の自立と自由な精神を説き続け、少しずつ学園に変化をもたらしていく姿を描いたヒューマン・ドラマ、マイク・ニューウェル監督＆ジュリア・ロバーツ主演の2003年「モナリザ・スマイル」で教師や既婚者との恋に身を投じる女生徒を演じ、若手のジュリア・スタイルズやキルスティン・ダンストと共演。
　義弟との間にある過去を持つ女性を中心に、同性愛や略奪愛、中絶、養子縁組など、様々な問題を抱えた10人の男女が織りなす、それぞれの人生模様を描いたラヴ・コメディ、ドン・ルース監督の2005年「ハッピー・エンディング」では、リサ・クドロー、スティーヴ・クーガン、ローラ・ダーンと共演。
　アメリカ同時多発テロ事件で崩壊したワールドトレードセンターを舞台にし、実話を元に製作されたノンフィクション映画、オリバー・ストーン監督の2006年「ワールド・トレード・センター」にアリソン・ヒメノ役で出演、ニコラス・ケイジやマリア・ベロと共演した。
　近年では、もうすぐ自分の人生が終わってしまうと知った男が、死を阻止するために奔走するファンタジードラマ、名匠マーク・フォスター監督の2006年「主人公は僕だった」に出演、ウィル・フェレル、エマ・トンプソン、ダスティン・ホフマンらと共演している。

　私生活では、2006年に未公開の映画で共演したピーター・サースガードと婚約｡その後、同年10月に女児が誕生している。