映画女優　マリア・グラツィア・クチノッタ　Maria Grazia Cucinotta

Maria Grazia Cucinotta　　

マリア・グラツィア・クチノッタ

　　

生年月日： 1968年7月27日
出身地：イタリア／シチリア州メッシーナ
身長： 177cm　（B-96 W-58 H-90）　

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　ファッション業界で働いた後、1987年のミス・イタリア選考会に応募し、第3位に選ばれた。1990年に映画に初出演した。
　1994年には、ナポリ沖合の小さな小島を舞台に、貧しい純朴な青年が、島を訪れた詩人との友情を通して次第に自己に目覚め、愛を知り、人間として成長していく姿を、温かくユーモラスに描いた感動編、「イル・ポスティーノ」に主人公が恋するヒロイン島の食堂で働く美しい娘ベアトリーチェ役で出演、マッシモ・トロイージ、フィリップ・ノワレらと共演。同作は、英国アカデミー賞外国語映画賞、日本アカデミー外国作品賞を受賞し、その名がイタリア国外でも知られるようになった。
　翌1994年には、神父、超心理学者でテレビの人気者、デス・メタルの愛好家という三人の奇妙な中年男が、悪魔による世界殲滅の野望を打ち砕くまでを描いたSFホラー・アクション・コメディ、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の「ビースト　獣の日」にアルマンド・デ・ラッツァ（カヴァン教授）の恋人スサーナ役で出演。
　1999年には、アメリカのストレス社会に生きるイタリア系マフィアのボスとその周囲の人々の人間模様を描いたテレビシリーズ「ザ・ソプラノズ哀愁のマフィア」に出演。
　そして同年、英国諜報部 MI6 の諜報員007ことジェームズ・ボンドの活躍を描くシリーズ第19作、マイケル・アプテッド監督＆ピアース・ブロスナン主演の「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」に“ボンドガール（Cigar Girl）”出演、同じく“ボンドガール”のソフィ・マルソー（Elektra King）、デニーズ・リチャーズ（Dr. Christmas Jones）らと共演し世界的にも有名に。
　2000年には、夫に殺されバラバラにされた浮気妻の手首が、奇跡を起こす“聖母マリアの手（ヴァージン・ハンド）”として大騒動を巻き起こすドタバタコメディ、メキシコ人監督アルフォンソ・アラウの「ヴァージン・ハンド」でデジ役を演じ、ウディ・アレン、シャロン・ストーン、キーファー・サザー・ランドらと共演。
　2005年には、“世界中の子供たちの窮状を救うため”という、マリア・グラツィア・クチノッタの呼びかけにユニセフと国連世界食糧計画が賛同し、７ヵ国から７組８人の映画監督が参加、それぞれの国の子供たちの過酷な現実を独自の視点で描き出したオムニバス映画「それでも生きる子供たちへ」をプロデュース、［チロ］に出演した。
　2011年には、実話を基に、今なお行われている悪魔ばらいとバチカンにおける正式な職業であるエクソシストの全ぼうに迫る衝撃作、ミカエル・ハフストローム監督のホラー「ザ・ライト　-エクソシストの真実-」に出演、アンソニー・ホプキンス、コリン・オドナヒュー、アリシー・ブラガ、ルトガー・ハウアーらと共演している。