映画女優　コン･リー（鞏俐） Gong Li - ロンリーBIGI　［LONELY-BIGI］

Gong Li　　

コン･リー（鞏俐）

生年月日： 1965年12月31日
出身地：中国／遼寧省瀋陽市
身長： 168cm

　1985年に演劇の名門で北京市にある中央戯劇学院に入学し、数々の舞台に出演する。
　チャン・イーモウ監督に見出され、1987年「赤いコーリャン」で映画デビュー。その後、チャン・イーモウ監督の1990年「菊豆」、1991年「紅夢」に出演、両作品でアカデミー外国語映画賞にノミネートされ、女優としての地位を確立。この頃はチャン監督と公私共にパートナーの関係にあったと言われている。
　1992年の「秋菊の物語」ではベネチア映画祭最優秀主演女優賞を受賞し、国際的に有名になった。
　その後も激動の中国を舞台に、時代の波に翻弄される家族を描いた大河ドラマ、チャン・イーモウ監督の1994年「活きる」や中国古代、秦の始皇帝の暗殺計画をめぐる運命のドラマを描いた大河ロマン、チェン・カイコー監督の1998「始皇帝暗殺」に出演。
　1999年には、耳の不自由な息子と二人で健気に生きる母親の前に次々と立ちはだかる試練と、親子の愛情の物語、スン・ジョウ監督の「きれいなおかあさん」で母親イーリンを演じた。
　二人の男への思いに揺れる女の悲恋を描いたラヴ・ストーリー、スン・チョウ監督＆製作＆脚本の2002年「たまゆらの女」では、白磁の染付け絵師であるチョウユウ役で主演。
　過去に囚われた一人の小説家が近未来を舞台にした物語を執筆し、次第に小説家の現在と物語の中の未来が時空を超えて交錯していく様を描いた、巨匠ウォン・カーウァイ監督のSFラブ・ストーリー2004年「２０４６」では、トニー・レオン、木村拓哉、チャン・ツィイーらと共演した。
　そして同年には、ミケランジェロ・アントニオーニ監督とソダーバーグ監督とウォン・カーウァイ監督がそれぞれ手がけた作品3つからなるオムニバス映画、「愛の神、エロス」の“仕立て屋の恋”に主演している。
　西洋の目から見た花街を妖艶でミステリアスに描きつつ、その厳しい世界で信念を貫き通した芸者“さゆり”の、純粋で一途な心を映し出していく、ロブ・マーシャル監督の話題作2005年「SAYURI」では、チャン・ツィイー、渡辺謙、ミシェル・ヨー、役所広司らと共演。
　唐滅亡後の群雄割拠時代、とある王族一家が、血みどろの内紛を繰り広げるという歴史劇、チャン・イーモウ監督の2006年「満城尽帯黄金甲」では、周杰倫（ジェイ・チョウ）や周潤発（チョウ・ユンファ）と共演して話題に。
　そして、史上最も革新的と言われた伝説のTVドラマ「マイアミ・バイス」の映画版、マイケル・マン監督の同年「マイアミ・バイス」に出演、コリン・ファレル、ジェイミー・フォックスと共演している。
　彼女は、以前からその美貌と実力には定評があるが、最近では貫禄も加わり、中国を代表する女優と評価されている。また、日本ではハウス食品の中華麺で初のCM出演をしている。

　プライベートでは、1996年に香港在住の中国系シンガポール人、黄和祥氏と結婚した。