映画女優　アンナ・ガリエナ　Anna Galiena - ロンリーBIGI　［LONELY-BIGI］

Anna Galiena　　

アンナ・ガリエナ

生年月日： 1954年12月22日
出身地：イタリア／ローマ
身長： 170cm

　4歳頃から子役としてCMや雑誌で活躍。父の反対でしばらく芸能活動をやめるが、20歳の時、友人のすすめで舞台「ゴドーを待ちながら」に出演。
　その後、1978年に渡米してアクターズ・スタジオで学び、オフ・ブロードウェイの「ロメオとジュリエット」で主役を演じ、舞台デビューをする。以降8年間小劇場などで活躍後、1984年イタリアに戻りTVや映画に出演。
　1987年にはフランスに渡り、女の床屋さんと結婚すると決めた男と謎に満ちた美しい女理髪師との奇妙な恋物語、パトリス・ルコント監督の1990年の「髪結いの亭主」で美しい女理髪師マチルド役をエロティシズム溢れる妖艶な魅力で演じ、世界的に注目を浴びる。同作は公開当時、日本でも大ヒットした。
　以降、舞台と映画を中心に4ヶ国語を流暢に話し、国際的に活躍の場を広げていった。
　二つの世代にまたがる愛憎関係を描いた、情熱的なラブ・ストーリー、ビガス・ルナ監督＆ペネロペ・クルス主演の1992年「ハモン・ハモン」では、シルヴィアの母役を好演。
　翌1993年には、女を手玉に取り、のし上がろうとする男の出世と欲望、そして挫折を描いたドラマ、ビガス・ルナ監督の「ゴールデン・ボールズ」に出演、ハヴィエル・バルデム、エリザ・トゥアッティ、マリア・デ・メディロスらと共演した。
　美しき人妻に情熱を燃やす純粋すぎる青年の姿を描いたラヴ・ストーリー、アレッサンドロ・ダラトリ監督の1994年「アパッショナート」では、ごく平凡な人妻のジーナを演じた。
　1995年には、アフリカの大地を舞台に、フランス人貴族と黒人少女の愛を描く大河ロマン、ベルナール・ジロドー監督＆主演の「川のうつろい」にベルナール・ジロドーの愛人の伯爵夫人役で出演。
　演劇界を舞台に、4人の男女の愛に揺れる心情を皮肉なタッチで描いた大人の恋愛ドラマ、ジョン・ダイガン監督＆ジョン・ボン・ジョヴィ主演の「妻の恋人、夫の恋人」では、英国を代表する劇作家フィリックスの美しい妻であり、3人の子供の母であるエレナを演じている。
　同年には、ラウル・ルイス監督のコメディ「三つの人生とたった一つの死」に出演、マルチェロ・マストロヤンニと共演した。
　近年では、戦乱のイタリアで、弁護士を夫に持つ上流階級の人妻と若き中尉の情事を描いた、イタリアン・エロスの巨匠ティント・ブラス監督の禁断の官能巨編2002年「ティント・ブラス　秘蜜」でフェロモンたっぷりの中年女性リヴィアを体当たり演技で好演している。