映画女優　フェリシティ・ハフマン　Felicity Huffman

Felicity Huffman　　

フェリシティ・ハフマン

本名： Felicity Kendall Huffman
生年月日： 1962年12月9日
出身地：米ニューヨーク州／ベッドフォード
身長： 165cm

　幼い頃に両親の離婚を経験し、母親によって育てられることになる。ニューヨーク大学では、ドラマを専攻、1988年に卒業した。
　1990年代以降からTV・映画問わず脇役女優として活動、1998年から2000年に放送された人気TVドラマ、ヒューマンコメディの傑作「Sports Night」にレギュラー出演をし注目を浴びる。
　そして2004年に転機が訪れる。同年にスタートした米ABCで放送されているTVドラマ、郊外の閑静な住宅地“ウィステリア通り”に住む4人の妻の物語で、それぞれ、悩みやトラブルを抱える彼女たちの姿を、ユーモアとミステリーを交えながら描く「デスパレートな妻たち」に主人公の主婦の一人（リネット・スカーボ役）として出演、ドラマの大ヒットと共に一躍有名に。
　同作品では、テリー・ハッチャー、マーシア・クロス、エヴァ・ロンゴリア、ニコレット・シェリダンらと共演。彼女が演じる、キャリアウーマンでありながら子育てに苦労するリネットは、多くのアメリカ人の支持を得た。
　翌2005年に催されたエミー賞（コメディー部門）では同作の共演者テリ・ハッチャーやマーシア・クロスと共に主演女優賞にノミネートされ、二人を押さえ見事に主演女優賞を受賞。
　女性の心を持ちながら、体は男性として生まれた主人公の葛藤をモチーフにしたハートフルな人間ドラマ、ダンカン・タッカー監督の2005年「トランスアメリカ」（劇場用映画では初主演）では、性転換手術を望む男性ブリーを演じて高い評価を得て、ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞、アカデミー賞でも主演女優賞にノミネートされ、映画でも名声を博すこととなった。
　近年では、母と娘、泣いて、怒って、そして笑って…。豪華女優陣で贈る、ハートフル・ストーリー、ゲーリー・マーシャル監督の2007年「幸せのルールはママが教えてくれた」に出演、ヤングセレブの演技派リンジー・ローハン、アカデミー賞2度受賞のジェーン・フォンダ、ダーモット・マローニーらと共演している。

　私生活では、TVドラマ「ER」のDr.モーガン・スターン役で知られる個性派俳優のウィリアム・H・メイシーと1997年に結婚。彼との間に2人の女児をもうける。夫と共に劇団を設立しオフ・ブロードウェイでも活躍。