映画女優　ミア・ファロー　Mia Farrow - ロンリーBIGI　［LONELY-BIGI］

Mia Farrow　　

ミア・ファロー

本名： Maria de Lourdes Villiers Farrow
生年月日： 1945年2月9日
出身地：米カリフォルニア州／ロサンゼルス
身長： 163cm

　監督のジョン・ファローと女優のモーリン・オサリヴァンの間に生れる。1962年NYに渡り、演技やダンスなどを学ぶ。翌年オフ・ブロードウェイに出演。1964年からのTVシリーズ「ペイトン・プレイス物語」のアリソン・マッケンジー役でゴールデン・グローブ有望若手女優賞を受賞、有名になる。同年、ジョン・ギラーミン監督の戦争ドラマ「バタシの鬼軍曹」で本格的に映画デビューを飾る。
　オカルトムービーのはしりとなった異色作、ロマン・ポランスキー監督のホラー1968年「ローズマリーの赤ちゃん」での鬼気迫る演技（ローズマリー役）で、英国アカデミー賞主演女優賞ノミネートされ、一躍スターの座に。以降は繊細でか弱い女性像を確立して多くの作品に出演。
　人間が本来最も大切にすべき心あたたまる人と人とのふれあいを、ロンドンの街を背景に描いた、キャロル・リード監督の1972年「フォロー・ミー」では、元ヒッピーの新妻ベリンダを演じている。
　1920年代のアメリカの精神的混乱を上流階級に属する若者たちの生き方を通して描いた、ジャック・クレイトン監督の1974年「華麗なるギャッツビー」では、デイジーを演じ、ロバート・レッドフォードと共演。同作は、アカデミー賞衣装デザイン、編曲賞を受賞。
　1984年には、ブロードウェイの芸能マネージャーと、室内装飾家の恋をコミカルに描いた、ウディ・アレン監督の「ブロードウェイのダニー・ローズ」でティナを演じ、ゴールデン・グローブ女優賞にノミネート。
　翌1985年には、1930年代のニュージャージーを舞台に映画に生きがいを求める人妻の姿を夢と現実を織りまぜて描いた、ウディ・アレン監督の「カイロの紫のバラ」のセシリア役で、ゴールデン・グローブ女優賞と英国アカデミー賞主演女優賞にノミネート。
　何不自由なく暮らす主婦アリスが、奇妙な薬をきっかけに様々な冒険に出遭う様を描いた現代の不思議の国のアリス、ウディ・アレン監督＆脚本の1990年「アリス」では、上流家庭の主婦であるアリスを演じて、ゴールデン・グローブ女優賞にノミネートされている。
　彼女は、40本を超える映画に出演し、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞を含む多数の賞を獲得している。女性映画の主演を張れる数少ない女優の一人で、独特の不思議な雰囲気をもっている。また、ビートルズと一緒にインドで瞑想したこともあり、音楽業界と縁が深い女優でもある。

　私生活では、1966年にフランク・シナトラと結婚するが、1968年、離婚。1970年、作曲家アンドレア・プレヴィンとも結婚するが、離婚した。1981年、ウディ・アレンと出会い同棲、公私にわたるパートナーとして彼の作品にコメディアンヌという新たな世界を見出され活躍した。その後一時は養子を含む9人の母でもあったが、1993年アレンの中国系養女との性的関係と幼児虐待を告発して別居。長期に渡る泥沼裁判が当時話題に。ティサ・ファローは妹。