映画女優/歌手　ミニー・ドライヴァー Minnie Driver

Minnie Driver　　

ミニー・ドライヴァー

本名： Amelia Fiona J. Driver
生年月日： 1971年1月31日
出身地：英イングランド／ロンドン
身長： 178cm

　アイルランド人、イタリア人、フランス人の血を引く。父は映画プロデューサー、母はインテリア・デザイナー。ロンドンの演劇学校で学び、在籍中の1990年にTV「GOD ON THE ROCKS」で女優デビュー。
　テレビや舞台出演を経て、1950年代のアイルランド、大学に入った三人の少女がそれぞれ恋を知り、少し大人になる姿を描く青春恋愛コメディ、パット・オコナー監督の1995年「サークル・オブ・フレンズ」の主役（ベニー）で映画デビューし、シカゴ映画祭新人賞候補に。アメリカに移り本格的に活動を開始。
　心を閉ざした天才青年が、似た境遇の心理学者との交流を通じて成長していく姿を、繊細なタッチで綴ったヒューマン・ドラマ、ガス・ヴァン・サント監督の1997年「グッド・ウィル・ハンティング／旅立ち」では、ハーヴァード大学の女子学生スカイラーを演じ、マット・デイモン、ベン・アフレック、ロビン・ウィリアムズと共演。同作は、自身もハーヴァード大学中退というエリートでもあるマット・デイモンと友人のベン・アフレックのふたりの新進俳優の共作によるオリジナル脚本を、デイモン自身の主演、アフレックの助演で映画化したもので、彼女もアカデミー助演女優賞にノミネートされ注目を集める。また同作は、1997度年ゴールデングローブ賞脚本賞受賞、アカデミーオリジナル脚本賞、助演男優賞(ウィリアムス)を受賞している。
　洪水に見舞われた町で、現金輸送車の大金をめぐって争う人々の姿を描いたアクション大作、ミカエル・サロモン監督の1998年「フラッド」では住人の女性カレンを演じ、クリスチャン・スレーター、モーガン・フリーマンらと共演した。同年、サンドラ・ゴールドバッハー監督のポルノティックなイギリス映画「視姦」では家庭教師のロジーナを演じ、ヌードを披露。
　そして、ひょんなことで揺れ動く社交界のカップルたちの姿を描いたロマンティック・コメディ、オリヴァー・パーカー監督の1999年「理想の結婚」ではメイベル役で出演、ケイト・ブランシェット、ルパート・エヴェレット、ジュリアン・ムーアらと共演。
　翌年、サリー・フィールド監督のコメディ「ビューティフル」では、ミス・アメリカになることを夢見て、母であることを捨てたヒロインのモナを演じている。
そして同年、不思議な運命で出会った恋人たちが繰り広げる、ロマンティック・ラブ・ストーリー、「この胸のときめき」ではウェイトレスのグレースを演じ、「X-ファイル」のデビッド・ドゥカブニーと共演。
　男女3人の恋の三角関係を描いたラブ・コメディ、マーク・ハーマン監督の2003年「スプリング・ガーデンの恋人」ではポジティブな女ヴェラを演じ、コリン・ファース、ヘザー・グラハムと共演。
　近年では、天才作曲家アンドリュー・ロイド＝ウェバーの同名ミュージカルを映画化したもので、19世紀パリのオペラ座を舞台に、オペラ座に住む謎の男と、彼に見初められた歌姫の物語、ジョエル・シュマッカー監督の2004年「オペラ座の怪人」に出演、ジェラルド・バトラー、エミー・ロッサムらと共演している。
　彼女は、自身のプロダクション、トゥー・ドライヴァーズを妹と共に設立している。ジャズシンガーとして働いたこともあり、2004年にはアルバムも発表。

　プライベートでは、マット・デイモン、ジョン・キューザック、ジョシュ・ブローリンなどと様々な噂が立った“恋多き女優”としても知られている。