映画女優　レスリー＝アン・ダウン Lesley-Anne Down

Lesley-Anne Down　　

　

レスリー＝アン・ダウン

生年月日： 1954年3月17日
出身地：イギリス／ロンドン
身長： 164cm

　10歳の頃からCMモデルとして活躍。やがて数々の美人コンテストに出場、15歳のときにコンテストで優勝し、その美貌で注目を集める。
　演技の道を歩みはじめ、テレビシリーズ「Upstairs, Downstairs」のヒロイン、ジョージナ役で一躍その存在を全英にしらしめた。
　15歳の時に、Robert Hartford-Davis監督の1969年「School for Unclaimed Girls」で映画デビュー。
　しかし、“血の伯爵夫人”と呼ばれ、ドラキュラと並び歴史に名を残す女吸血鬼を主人公にした吸血エロス、ピーター・サスディ監督の1970年「鮮血の処女狩り」や不気味な骨董品屋の主人を案内役とし、4話の奇妙な話をオムニバス形式で綴ったホラー、ケヴィン・コナー監督の1973年「呪われた墓」など当初はホラー物への出演が多かった。
　BBCの人気テレビシリーズ1971年「Upstairs, Downstairs」でヒロインを演じ、人気を集める。
世界的規模の陰謀を能天気に解決するクルーゾー警部の活躍を描くコメディ、ブレイク・エドワーズ監督＆ピーター・セラーズ主演の1976年「ピンク・パンサー 3」では、クルーゾーを狙うロシアの女スパイ役として登場。このオルガ役は妖艶な大人の魅力で注目され、彼女が世界へ飛び出す重要なステップになった。
　そして翌年には、ダニエル・ペトリー監督の1978年「ベッツィー／The Betsy」で濡れ場を演じた。
　1979年には、人気作家、マイケル・クライトンが自身の原作を豪華キャストを配して映画化した犯罪アクション、「大列車強盗」で金庫破りの名人の恋人役を演じショーン・コネリーと、そして翌1980年には、ドン・シーゲル監督の「ラフ・カット」でバート・レイノルズなど大物俳優との共演が続いた。
　第二次大戦の戦火の中で運命的な出会いをした男女の恋を描いたドラマ、ピーター・ハイアムズ監督の1979年「ハノーバー・ストリート/哀愁の街かど」では志願看護婦のマーガレットを演じ、ハリソン・フォードと共演。
　セティ一世の墓の謎を巡って繰り広げられる争いを描いたサスペンス、フランクリン・Ｊ・シャフナー監督の1981年「スフィンクス」ではアメリカ人考古学者のエリカを演じた。
　近年はテレビを中心に活躍しているが、映画でも人気アクションスター、スティーヴン・セガール主演による“沈黙”シリーズ最新作、ドン・E・ファンルロイ監督の2006年「沈黙の傭兵」などに出演している。

　私生活では、1982年にウィリアム・フリードキン監督と結婚して一児をもうけるが、1985年に離婚。