映画女優　グレン・クローズ Glenn Close - ロンリーBIGI　［LONELY-BIGI］

Glenn Close　　

グレン・クローズ

生年月日： 1947年5月19日
出身地：米コネチカット州／グリーンウィッチ
身長： 165cm

　外科医の父親の仕事の関係で、スイスやアフリカで育った。ローズマリー寄宿学校で劇団を結成し舞台活動を開始。ウィリアム＆メアリー・カレッジに入学し演劇を専攻。卒業後、ニューヨークに渡り舞台に立つ。3回のトニー賞、オビー賞など、その実力はショウビズ界に知れ渡っていた。
　映画デビューは、ジョージ・ロイ・ヒル監督の小説家ガープの一生を描くドラマ1982年「ガープの世界」のジェニー役。同作においてアカデミー助演女優賞にノミネートされ注目を集める。
　その後ローレンス・カスダン監督＆トム・ベレンジャー主演の群像ドラマの秀作1983年「再会の時」でも、サラ役を演じアカデミー助演女優賞にノミネート。
　そして、若くして野球の天才と呼ばれるが、凶弾によって球界入りを遅らされ、35歳にして“奇跡のルーキー”として活躍することになったロイの半生を詩情豊かに描いた、バリー・レビンソン監督＆ロバート・レッドフォード主演の1984年「ナチュラル」でもアカデミー助演女優賞にノミネートされ、3年連続アカデミー賞にノミネートの快挙を果たした。
　わずか一度の情事を楽しんだことから女につきまとわれる男の悪夢を描くいた、エイドリアン・ライン監督の1987年「危険な情事」では、マイケル・ダグラスにつきまとうキレた女アレックスの鬼気迫る演技で日本の観客にも圧倒的な存在感を印象づけた。アカデミー助演女優賞にノミネートのアン・アーチャーと共に、同作でもアカデミー主演女優賞にノミネートされている。
　ピエール・コデルロス・ド・ラクロの同名小説を基に、18世紀フランス貴族社会の頽廃的な愛と性のゲームを描いた、スティーブン・フリアーズ監督の1988年「危険な関係」では、パリの貴族社会の社交界に君臨する魔性の翳りをもつメルトイユ侯爵夫人を演じ、アカデミー主演女優賞にノミネートされ、演技派としての認識は揺るぎないものとなった。
　以後コミカルな路線まで広い守備範囲を誇る実力派としてハリウッドに君臨。
　ディズニー・アニメの名作1961年「101匹わんちゃん大行進」を、実写でリメイクしたファミリー・コメディ、スティーブン・ヘレク監督の1996年「101」では、主役のファッション業界に君臨する女王クルエラ・デ・ヴィルを演じた。
　近年では、華やかで美しいスタイリッシュ・スリラー！ミステリーの巨匠アイラ・レヴィン原作を映画化した、フランク・オズ監督＆ニコール・キッドマン主演のサスペンス2004年「ステップフォード・ワイフ」に出演している。

　私生活では、2度の離婚後、1997年「エア・フォース・ワン」の製作者の一人、ジョン・シェスタックとの間に一女をもうける。その後2006年にはバイオテクノロジー会社の創設者と再婚をしている。